山田涼介、ハガレン原作者からの称賛に「ありがたいです」と破顔!
山田涼介(Hey! Say! JUMP)が16日、丸の内ピカデリーで行われた映画『鋼の錬金術師 完結編』舞台あいさつ付き完成披露試写会に出席し、サプライズで原作者の荒川弘から「とても魅力的な主人公になっていた」とコメントをもらった山田は「ありがたいです」と笑顔を見せていた。舞台あいさつには本田翼、本郷奏多、渡邊圭祐、栗山千明も出席した。
2017年に公開された映画『鋼の錬金術師』の続編であり、荒川の原作の最終話までを完結編として2部作(『復讐者スカー』『最後の錬成』)で描いた本作。エド&アル兄弟の旅の結末が活写されている。
“鋼の錬金術師”の異名を持つ国家錬金術師エドワード・エルリックを演じた山田。作品に参加する前から原作ファンであることは周知の事実だが、それだけに実写化のオファーが来たときは「自分でいいのかな」という不安があったという。しかし「僕が断ったらほかの誰かが演じることになる。それは悔しいと思った」と参加した理由を述べる。
続編となる『完結編』では、原作ファンであるからこそ、メガホンをとった曽利文彦監督と極限までこだわりを見せた山田。そんななか、エドを演じるうえで大きな助けとなったのが、エドの父親・ヴァン・ホーエンハイムを演じた内野聖陽だという。「内野さんが原作やアニメのイメージのまま現場にいてくださったので、とても演じやすかったし、現場ではしっかりキャッチボールができました」
この日は『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』の特別映像も大スクリーンで公開された。まだ完成版を観ていないという山田は「『こんなシーンあったな』と撮影の時を思い出しました」と語ると「10分ぐらいの映像ですが、観客の皆さんに共有できたことが嬉しい」と笑顔を見せる。
またサプライズで原作者の荒川から「前作のオリジナルキャストで完結編を作ってほしいと思っていたので、エドとアルの旅を最後まで観られるのが嬉しいです。山田さんはますます感情の幅が豊かになって、とても魅力的な主人公になっていました」とコメントが寄せられると、山田は「現場に荒川先生が来られたとき、あまりお話しする時間がなかったので、そういっていただけるとありがたい」と満面の笑みを浮かべていた。
そんな山田は、前作の映画のワンシーンを描き下ろした原画を持参すると「これはマンガにはないオリジナルの原画なんです。エドとキメラが戦うシーン。僕の宝物です」と嬉しそうにハガレン愛を語っていた。(磯部正和)