長谷川博己×綾瀬はるかのほっこりメイキング映像公開 涙の新予告も
長谷川博己主演の映画『はい、泳げません』(6月10日公開)のメイキング映像と60秒の新予告が公開された。メイキング映像は長谷川演じるカナヅチの主人公がプールで四苦八苦する様子、予告編は彼の過去にもさかのぼる笑いあり涙ありの内容となっている。
【動画】長谷川博己×綾瀬はるか『はい、泳げません』メイキング映像
本作は、ノンフィクション作家・高橋秀実の同名エッセーを原作に、カナヅチの堅物哲学者・小鳥遊雄司(たかなし・ゆうじ/長谷川)と、彼に水泳を教えるスイミングクラブのコーチ・薄原静香(うすはら・しずか/綾瀬はるか)を軸にしたストーリー。長谷川にとって、大河ドラマ「麒麟がくる」以来、初の主演作品。綾瀬とは2013年の大河ドラマ「八重の桜」以来の共演となる。
メイキング映像は、長谷川と綾瀬、それぞれのクランクインシーンからスタート。長谷川は大学の教室で、綾瀬はプールで始まっている。とある事情から泳ぐ決意をしてスイミングクラブに入会するも水に顔をつけることを嫌がり、薄原に手を引かれ「子どもみたいなこと、言わない!」と怒られる小鳥遊。もみ合ううちに勢い余って水中に沈み、慌てて浮かび上がる……という流れで、「カット!」の声がかかった瞬間、長谷川の微笑ましい演技に綾瀬の笑みがこぼれる。
本作は、5割がプール内での撮影。実は、長谷川自身は水泳が得意で「下手に泳ぐ練習」が必要だった。撮影中、「溺れた動作を追求している時に、『長谷川さんが溺れている!』とスイミングスクール内にちょっとした緊張が走った」と渡辺謙作監督が語るほど役に没頭していたという。
予告編では「僕の水への恐怖心は切実なんです」という小鳥遊が「あ、手を洗うの忘れた」など言い訳をして水に入ろうとしない往生際の悪い様子や、プールの中で緊張のあまり「ブルース・リーみたいな顔」をしているシーンで笑いを誘ったかと思えば、後半ではトーンが一変。「怖いんです、思い出すのが」という小鳥遊の一言をきっかけに Little Glee Monster のバラード「生きなくちゃ」に乗せて映し出されるのは、夫、そして父親としての記憶。「僕は父親失格だ!」と元妻・美弥子(麻生久美子)に涙ながらに吐露し、プールで息子の名を絶叫する小鳥遊。哀し気なシーンが続くなか、薄原の「前にも後ろにも行けないなら上に進むしかないでしょ」というポジティブな教えも挿入されている。(編集部・石井百合子)