カトリーヌ・ドヌーヴ×ブノワ・マジメル共演の感動作『愛する人に伝える言葉』10月公開
カトリーヌ・ドヌーヴとブノワ・マジメルが共演する映画『De son vivant(原題)』の邦題が『愛する人に伝える言葉』に決定し、10月7日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほかにて全国公開されることが明らかになった。
本作は、癌を宣告された主人公とその母親が、限られた時間のなかで「人生のデスクの整理」をしながら、穏やかに死と対峙していく過程を感動的に描く物語。本作で、ブノワはセザール賞最優秀主演男優賞を受賞した。
バンジャマンは人生半ばで膵臓癌を宣告され、母のクリスタルとともに、業界でも名医として知られるドクター・エデを訪れる。二人は彼に一縷の希望を託すのだが、エデはステージ4の膵臓癌は治せないと率直に告げる。ショックのあまり自暴自棄になるバンジャマンにエデは、病状の緩和による生活の質を維持するために化学療法を提案し、「一緒に進みましょう」と励ます。ドクター・エデの助けを借りて、クリスタルは息子の最期を出来る限り気丈に見守ることを心に決めるのだが……。
監督は、カトリーヌ主演の映画『太陽のめざめ』(2015)などのエマニュエル・ベルコ。主人公を献身的に看病し、愛情を寄せる看護師役で『モンテーニュ通りのカフェ』などのセシル・ド・フランス、主治医のドクター・エデ役で実際に現役の癌専門医であるガブリエル・サラが出演する。(編集部・大内啓輔)