羊から産まれた禁断の“何か”…A24『LAMB/ラム』不穏すぎる予告編公開
『へレディタリー/継承』『ミッドサマー』などで知られるA24が北米配給を手がける映画『LAMB/ラム』の劇場公開日が9月23日に決定し、日本版予告編とポスタービジュアルが公開された。
【動画】羊から産まれた得体の知れない“何か”…『LAMB/ラム』予告編
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』などの特殊効果を担当した新鋭ヴァルディミール・ヨハンソンが手がけた本作は、アイスランドの人里離れた田舎に住む羊飼いの夫婦が、羊から産まれた得体の知れない“何か”を育てるネイチャー・スリラー。第74回カンヌ国際映画祭のある視点部門で「Prize of Originality」を受賞、アカデミー賞国際長編映画賞のアイスランド代表作品にも選出された。
おとぎ話調の語りでスタートする予告編は、羊から産まれてきた“何か”にアダと名付け、大切に育てようと決心する羊飼いマリア(ノオミ・ラパス)と夫の姿を映し出す。「産まれたのは禁断(タブー)でした」というナレーションが入ると雰囲気が一変し、猟銃を構えるマリアや死体となった羊の姿など、不穏かつ恐怖の描写が連続する。
ポスタービジュアルは、グラフィックデザイナー・大島依提亜がA24の開発したデザインを再構築したもの。アダを大事に抱きかかえるマリアの姿を捉えた、不穏ながらも美しい映画の世界観が表現されている。(編集部・倉本拓弥)