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古谷徹&安彦良和監督、あふれるファーストガンダムへの思い『ククルス・ドアンの島』公開に感慨

まだまだ作ってほしい! アムロ・レイ役の古谷徹と安彦良和監督
まだまだ作ってほしい! アムロ・レイ役の古谷徹と安彦良和監督 - (C)創通・サンライズ

 映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』の初日舞台あいさつが3日、東京・丸の内ピカデリーで行われ、主人公アムロ・レイ役の古谷徹安彦良和監督が出席。映画のヒットを願いながら、ファーストガンダムへの思いを明かした。

アムロ×ドアン特別対談『ククルス・ドアンの島』インタビュー【動画】

 テレビアニメ版の第15話をベースに、新たなエピソードや迫力のモビルスーツ戦を加えて映画化した本作。残敵掃討任務のため「帰らずの島」と呼ばれる島に降り立った15歳のアムロ・レイ(古谷徹)と、ジオン軍の脱走兵ククルス・ドアン(武内駿輔)の出会いを通じて、戦争の哀愁が描かれる。

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 初日を迎えた古谷は、目を潤ませながら「僕にはまだ帰れるスクリーンがあるんだ、こんなに嬉しいことはない! 皆さんアムロが帰ってきました! ただいま!」と名セリフであいさつ。劇中で再び15歳のアムロを演じた古谷だが、安彦監督は「古谷さんには『THE ORIGIN』の時に8歳のアムロを演じていただきましたので、今回も不安はなかったんですけれども、実際にアフレコで声をいただいたときに、良い意味で、また若返ったなと思いました」と賞賛。古谷も「嬉しいです」と笑顔を見せた。

 すでに映画を観たファンからは、まだまだ、安彦監督の描くファーストガンダムが観たいという声もあがっているという。そこで、次に映画化したいエピソードはないか尋ねられた安彦監督だが「僕の関心はファーストにしかないので、映像化したいエピソードはないですね。歳のことも考えると自然に最後かなと思います」と率直な気持ちを告白。そこで古谷が「『THE ORIGIN』第6章の続きから(テレビアニメ版)43話全てが良いですね」と語ると、会場は拍手喝采となった。

 自らを「ファーストガンダム原理主義者」と表現した安彦監督は「色々なガンダムが好きだと言う方がいらっしゃると思います。ただ、僕にとってのファーストガンダムはあまりにも素敵すぎて、満足しているだけです。喧嘩売っているわけじゃないんです。好きな方はどうぞ他のシリーズを愛してあげてください」とファンに呼びかけ。そのうえで「ガンダム」を観たことがない人々に向けて「良し悪し別にして、なんか難しいなと思っている方もいると思いますが、ガンダムは本来難しい話じゃないんです。『ククルス・ドアンの島』は、はみ出したエピソードなんですけど、初めて観る方でも楽しめると思います。親子3代で観てほしいですね。お爺さんは懐かしく感じて楽しめる。孫の代でも理解できる。そんな良いエピソードだと思います」とメッセージを送った。

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劇場グッズ「名言Tシャツ」も宣伝していた古谷(C)創通・サンライズ

 そして古谷は「きっと期待を超える作品になっていると自負しております」と自信のコメント。「ガッツリ15歳のアムロを演じさせてもらって、あらためて、アムロ・レイっていうキャラクターが大好きになったんですよね。もっともっとアムロを演じたいって思いました。ぜひ、皆さんの力を貸してほしいと思います。よろしくお願いいたします」とヒットを願った。

 安彦監督は、そんな古谷の言葉に「大変身に余るもので……本当に作った人間として大変嬉しいです」と感謝しながら「年齢というこちらの事情がありますが、本当にファーストガンダム、富野由悠季の才能が大きいんですけれど、味わえば味わうほど良い味が出てくる。『THE ORIGIN』の時に、後10分あったらガンダムは大地に立つのにとスタッフに言われたこともあって、それもスタッフの愛だなと思ったんです。まさにガンダムが大地に、ある意味原点に立ったと思います。アムロも15歳の少年らしい、あどけない芝居をするんです。そう言ったところがガンダムの原点だと思います。若い人は若い人なりに、オールドファンはオールドファンなりに楽しんでいただけたらと思います」と熱いコメントであいさつを締めくくった。(編集部・入倉功一)

アムロ・古谷徹×ドアン・武内駿輔『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』スペシャル対談 » 動画の詳細
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