福士蒼汰、海外ドラマ初出演 「THE HEAD」続編で全編英語セリフに挑戦
俳優の福士蒼汰(29)が、ヨーロッパ有数の製作会社 THE MEDIAPRO STUDIO、Hulu Japan が制作する大型国際連続ドラマ「THE HEAD」Season2に、メインキャストとして出演することが決定した。海外ドラマ初出演の福士は、本作で全編英語セリフ&オール海外ロケに初挑戦する。作品は2023年に世界同時放送&配信され、日本でもHuluで独占配信予定となっている。
人気ドラマ「HOMELAND」のエグゼクティブプロデューサーで知られるラン・テレムが製作総指揮を務めた「THE HEAD」は、南極の科学研究基地で起こった惨殺事件の真相に迫るサスペンス・スリラー。国際色豊かなキャストも話題となり、Season1には日本から山下智久がメインキャストの一人として出演。放送・配信国が公開当初の3倍となる世界90の国と地域に拡大するなど、大成功を収めた。
Season2の舞台は、太平洋の真ん中を航海する“とある科学ミッションを担った巨大貨物船”。前作のキーパーソンとなったジョン・リンチ演じる生物学者アーサー、キャサリン・オドネリーふんする若き医師マギーが再登場するほか、ホヴィク・ケウチケリアン、モー・ダンフォード、ジョゼフィン・ネルデン、オリヴィア・モリス、エンリケ・アルセ、ノラ・リオス、ティエリ・ゴダールら世界各国の実力派俳優たちが共演を果たす。
これまでも、英語のアクティング・レッスンや海外作品のオーディションを受けていたという福士。念願の海外進出に「『これは真実なのか!?』と思うほどビックリしました。と同時に、非常にうれしかったです」と目を輝かせる。
スペインで始まっている撮影では、「プロデューサーやキャストの皆さんとお会いして、気持ちが少しずつリラックスしてきたと思います。現場の皆さんも本当に優しくて、僕が思っていた以上にすごくフレンドリー。撮影は撮影で皆さん真剣に取り組んでいるので、すごく気持ちのいい現場です」と手応えを感じている様子の福士。長期撮影に向けて、「すごく大変かとは思いますが、楽しんでやっていけば必ず良いものができると信じています」と意気込んだ。
福士蒼汰、ラン・テレム(製作総指揮)、長澤一史(Huluチーフ コンテンツ オフィサー)のコメント全文は以下の通り。(編集部・倉本拓弥)
■福士蒼汰
本当に念願の海外作品だったので、出演が決まった時は「これは真実なのか!?」と思うほどビックリしました。と同時に、非常にうれしかったです。実は、これまでも英語のアクティング・レッスンや、海外作品のオーディションを受けていたのですが、実際に作品に参加させていただくのは初めて。なので、最初は緊張もありましたが、プロデューサーやキャストの皆さんとお会いして、気持ちが少しずつリラックスしてきたと思います。現場の皆さんも本当に優しくて、僕が思っていた以上にフレンドリー。スペイン人のスタッフの皆さんもウェルカムですごく心が温かいですし、キャストの皆さんも「みんなで何かやろうよ。プールに行こうよ」と、どんどん話しかけてくれて、日常的なことも一緒に楽しめています。その一方、撮影は撮影で皆さん真剣に取り組んでいるので、すごく気持ちのいい現場です。
製作総指揮のランさんとは、撮影前からオンラインでお話をさせていただいていたのですが、とても優しい方です。海外ドラマに初めて出演する僕の気持ちを察し、率先して周囲との人間関係もつないでくださるので、すごく助かっています。
また、ホルヘ監督もリアリティーを追求される方なので、彼の演出に身を委ねていけば良い作品が出来上がっていくなという感覚があり、すごく信頼しています。撮影は長期にわたるので、大変かとは思いますが、楽しんで取り組んでいけば必ず良いものができると信じています。
「THE HEAD」はSeason2も、ミステリーが謎解かれていく過程がとても魅力的な作品です。ぜひ楽しみにしていてください。
■ラン・テレム(製作総指揮)
Season1と同様、国際色豊かなキャストは「THE HEAD」の必須条件であり、さらに蒼汰は私たちが求めているカリスマ性、明るさ、遊び心、感受性、ウィットなどをもたらしてくれると感じました。蒼汰とのやりとりを通して、今回の重要な役にピッタリだと確信を持ちましたし、多国籍な制作現場に対する熱意も感じられ、彼をキャスティングしました。
Zoomを通してキャスティングした役者と直接会う瞬間は、常に特別なものです。蒼汰は東京からスペインの撮影場所まで2日間かけて来てくれました。最初に目に入ってきたのは彼のはち切れんばかりの笑顔で、とてもいい雰囲気を醸し出していました。さらに準備万全で、自らのセリフはもちろん、脚本をすべて把握できているのは明らかでした。巨大なセットを見た時の蒼汰の反応も最高でしたね。その後、蒼汰は少しずつ他のキャストとも顔を合わせ、あっという間に現場に馴染んでいました。
Season1の日本での人気、さらに視聴者の皆さんから届いたコメントや、温かい感想は非常にうれしかったです。パンデミックの真っただ中で、自ら日本に出向いて確認することができなかったので、皆さんの反応はとても明るい気持ちになれました。「THE HEAD」の製作において Hulu Japan は必要不可欠なパートナーであり、彼らの協力、熱意、サポートなしでは、作品の世界的ヒットは成し得ませんでした。今回も視聴者の番組への愛情とサポートに応えることが私たちの任務だと肝に銘じ、Season1以上に力を入れて取り組んできました。Season2が前作以上に奥深く、力強く、壮大なストーリーだと感じていただけることを願っています。皆さんにご覧いただける日が本当に待ち遠しいです。そして今回は皆さんの感想を日本で直接聞けることを願っています。皆さん、「arigato」。
■長澤一史(Huluチーフ コンテンツ オフィサー)
製作総指揮のラン・テレムや監督のホルヘ・ドラドと本作の日本人キャラクターのイメージについてディスカッションを重ねた結果、最もイメージに合うのは福士蒼汰さんだと確信しました。
そして福士蒼汰さんに初めてオファーさせていただいた際に、福士さんが「THE HEAD」のシーズン1を配信開始の当日にご覧いただいていたというエピソードをお聞きし運命的なものを感じた一方で、ご出演をいただくのは正直言って物理的に不可能に思われました。
しかし、その後いくつかの幸運に恵まれたことと、今作の舞台となる巨大コンテナ船の使用期限が極めてタイトに決まっている中で Mediapro Studio の制作チームが非常に困難な撮影スケジュールの再構築を行なってくれたこと、そして福士さんは数ヶ月に及んだ座長公演の期間中にオンラインでリハーサルを重ね千秋楽の翌々日にはヨーロッパに向けて出発するという過酷なスケジュールを進んで受けてくださったことで、奇跡的に福士さんのご出演が実現しました。
大好評を博したシーズン1に続く物語を福士蒼汰さんとともにHuluユーザーの皆様、そして世界中の「THE HEAD」ファンの皆様にお届けできることを今からワクワクしています。