12か月連続で名作を上映!8月から新プロジェクト開催 第1弾は『ギルバート・グレイプ』
12か月連続で名作上映するプロジェクト「12ヶ月のシネマリレー」が8月5日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋ほかにて開催されることが決定した。あわせてポスタービジュアルと予告編も公開された。
同特集では、20世紀後半、映画の黄金時代に生まれた輝かしい名作を1か月に1本ずつ、月替わりで上映。4Kレストア版・劇場未公開・国内最終上映を含めた12作品がセレクトされている。
レストア/リマスター版として蘇るのは、坂本龍一が出演・音楽を手掛けたベルナルド・ベルトルッチの『ラストエンペラー』をはじめ、ヴィム・ヴェンダースの『ことの次第』、デヴィッド・クローネンバーグの『裸のランチ』など。また、ジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオが心に残る名演を刻んだ『ギルバート・グレイプ』、ルパート・エヴェレットとコリン・ファースが共演した『アナザー・カントリー』、これまで劇場未公開であったスティーヴン・フリアーズの『殺し屋たちの挽歌』、ペーター・ハントケの『左利きの女』、国内最終上映となるアーヴィング・ラッパーの『黒い牡牛』なども含め、近年はスクリーンで観る機会のなかった作品がラインナップされている。
あわせて公開された予告編では、冒頭に『薔薇の名前』のショーン・コネリー、『ギルバート・グレイプ』のレオナルド・ディカプリオ、『カラヴァッジオ』のティルダ・スウィントンなどが若き日の姿で現れ、次々と映し出される映画史の輝かしいワンシーンが切り取られている。配信サービス全盛の時代、そしてコロナ禍以降を生きる世代に映画館という場所で味わえる特別な体験の素晴らしさを繋いでいきたいという、同特集のコンセプトを伝えるものとなっている。
なお、本企画にはFilmarksが運営するプレチケが協力し、上映期間中はプレチケを利用してチケットを販売するトークイベントや、入場者プレゼント付きの上映が実施される予定。通常料金は1,500円均一(HC割は1,000円、※記載以外の割引サービス、招待券、優待券は使用不可)となっている。(編集部・大内啓輔)
上映作品一覧
第1弾『ギルバート・グレイプ』(1993)ラッセ・ハルストレム監督
第2弾『アナザー・カントリー HDニューマスター版』(1984)マレク・カニエフスカ監督
第3弾『殺し屋たちの挽歌』(1984) スティーヴン・フリアーズ監督
第4弾 『黒い牡牛 レストア版』(1956)アーヴィング・ラッパー監督
第5弾 『裸のランチ 4Kレストア版』(1991) デヴィッド・クローネンバーグ監督
第6弾 『ラストエンペラー 劇場公開版 4Kレストア』(1987) ベルナルド・ベルトルッチ監督
第7弾 『カラヴァッジオ』(1986) デレク・ジャーマン監督
第8弾 『マリリンとアインシュタイン』(1985) ニコラス・ローグ監督
第9弾 『薔薇の名前 レストア版』(1986) ジャン=ジャック・アノー監督
第10弾 『左利きの女 4Kレストア版』(1977) ペーター・ハントケ監督
第11弾 『ことの次第 4Kレストア版』(1981) ヴィム・ヴェンダース監督
第12弾 『クライング・ゲーム デジタルリマスター版』(1992) ニール・ジョーダン監督