杉咲花主演！藤原季節、森山未來共演のドラマ「プリズム」7月スタート
杉咲花が主演を務め、藤原季節、森山未來が共演するドラマ「プリズム」が、NHK総合にて7月12日から放送されることが決定した。
本作は、大切な人を思う3人が織り成す切なく愛おしい物語。杉咲演じる前島皐月は、なにをしても本気になれず、都内の園芸店でバイトをしながら声優を目指すが、諦めかけていた。
ある時、皐月はガーデンデザイナーとして活躍する森下陸（藤原）と出会い、陸が手がける庭園のリガーデンプロジェクトを手伝うことになる。そんな２人が恋人となるのに時間はかからなかった。しかし、ガーデナーの白石悠磨（森山）がプロジェクトに加わることになり、陸はひどく動揺。2人は再び出会ってしまったのだが、そのことを皐月は知らず。ガーデンの完成を目指しながら、3人の思いが交錯する。
杉咲は「本作は私たち自身に、あるいはあなたのすぐ隣に存在する物語なのではないかと思っています。人と関わり合うことに希望を抱けるような作品になることを信じて、季節さん、未來さんをはじめ信頼するプリズムチームの皆さまと共に、大切に取り組んでいきたいです。気持ちを伝えること、相手を理解すること、対話をすることは、時に逃げたくて煩わしい。それでも信じてみたいのはなぜだろう」と語っている。
藤原は、「ある日、杉咲花さんがプリズムの結晶を見せてくれました。それは光が差し込むと複雑に乱反射し、虹色に発光する多面体でした。森山未來さんは『僕らがありのままで立てる庭をつくりたい』と伝えてくださいました。登場人物たちが、自分のセクシュアリティやジェンダーを、自分の存在を、過去や未来を、自分自身で認めて。その上で誰かと混ざり合って発光していく。プリズムのようなドラマを届けられたらと思います」と意気込む。
また、森山は「本来、人間と自然は共生関係を築いてきました。そういった森林を日本では“里山”と呼び、英語では“satoyama landscape”と直訳がないことからもわかるように、独自かつ丁寧な関係を紡いでいたであろうかつてに想いを馳せます。ガーデナーという職業を通じて、失われつつある自然との関わりを再確認しながら、複雑化した（かのように見える）人間関係の現在を見つめ直すことができるのではと思い、この作品に参加させていただくこととなりました。できあがりを楽しみにしています」とコメントを寄せている。（編集部・梅山富美子）
ドラマ10「プリズム」は総合にて7月12日スタート、毎週火曜よる10時～放送（全9回）