『ソー:ラブ&サンダー』2人のソーにファン熱狂!ワールドプレミアにスター集結
マーベル映画『ソー:ラブ&サンダー』(7月8日全国公開)のワールドプレミアが現地時間23日、米ロサンゼルスのエル・キャピタン・シアターで開催され、主人公ソー役のクリス・ヘムズワース、本作で女性版ソーとなるジェーン役のナタリー・ポートマンをはじめとした豪華キャストが集結し、会場を熱狂に包んだ。
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ソー役のクリスは、「信じられないくらい興奮しているよ! ソーを演じるのが大好きなんだ。毎回変わったことをやろうと思って撮影に臨むんだけど、本作ではそれが実現できたと思う。この作品を誇りに思っているから、早くみんなにも観てほしい! ファンのみんなもきっと気に入ってくれると思うよ」とようやく完成を迎えた本作をアピール。満面の笑みで愛嬌を振りまき、ファンから大歓声を受ける。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』における世紀のバトルを終え、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと共に宇宙に旅立ったソー。多くの仲間を失い、いつしか戦いを避けるようになっていた彼は、ヒーローとして戦ってきた人生を見つめなおし、“自分探し”の旅へ出ることを決意する。
1作目の『マイティ・ソー』(2011)公開から、11年間にわたってソーを演じてきたクリスは、「これはとても重要な作品だよ。どの映画も次のステップや次のステージがあり、キャラクターの進化がある。初めて演じた11年前から、新作が出る度にソーは進化しているんだ。この映画は、おそらくソーの最大の自分探しの旅となると思うよ。それにすごく興奮しているんだ!」と、本作がソーにとって、重要な一本となることを強調した。
一方、ソーの元恋人で天文学者だったジェーンは、壊されたはずのムジョルニアを手に、新たなヒーロー“マイティ・ソー”としてカムバック。ゴージャスで上品なシャンパンゴールドのドレスで登場したナタリーは、8年ぶりのMCU参加に「またMCUに携われるのはとてもエキサイティングだったわ! 映画に対する情熱と愛情を持ち、ファンの皆さんを楽しませることができるのは、とても光栄なことです」と笑顔。日本のファンに向けて、「まず第一に、私は日本や日本のあらゆる文化をとても深く愛しているの。この映画はとても面白いから、日本の皆さんと共有できることに興奮しているわ! とても楽しい映画なのよ。ロマンチックで、ユーモアがあって、ワイルドな映画なの。だから、みんなに楽しんでもらえたら嬉しい」と呼びかけた。
そんな本作のメガホンを取ったのは、前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ監督。役者としても話題作に引っ張りだこで、MCUでもコーグ役を務める監督は、ファンからの「タイカコール」に迎えられて登場。本作について、「もしかしたら『バトルロイヤル』よりも面白いかもね!? でも、どちらかというと、よりエモーショナルな映画に仕上がっています。だから、笑いもあるけど、涙もあるんだよ」とファンの期待を大いにあおった。
この日はそのほか『ダーク・ナイト』シリーズのバットマン役でも知られ、2人のソーと対峙するヴィラン・神殺しのゴア役を務めるクリスチャン・ベイル、王座を受け継いだヴァルキリー役のテッサ・トンプソン、ピーター・クィル役のクリス・プラットの他、製作総指揮のケヴィン・ファイギなどの豪華ゲストが参加。晴天に恵まれた会場には、撮影に使用された衣装も並び、コスプレに身を包んだ大勢のファンが大興奮。互いにソーを演じるクリスとナタリーが肩を並べた場面では、この日一番の大歓声が会場中に響き渡った。(編集部・入倉功一)