『シン・ウルトラマン』ゾーフィ役は山寺宏一、ゾフィーじゃなく驚き 名場面映像も公開
27日、映画『シン・ウルトラマン』(全国公開中)に登場する光の星の使者・ゾーフィの声を、人気声優の山寺宏一が担当していることが発表された。また、同作の興行収入が40億円を突破したことを記念して、ゾーフィと天体制圧用最終兵器・ゼットンの名場面を集めた特別映像が公開された。
円谷プロダクションの人気特撮を映画化した『シン・ウルトラマン』は、巨大不明生物・禍威獣(カイジュウ)の存在が日常と化した日本を舞台に、防災庁の専従組織・禍威獣特設対策室(通称:禍特対)のメンバーと、銀色の巨人・ウルトラマンの活躍を描く作品。ウルトラマンと同じく光の星からやってきたゾーフィは、人類の監視者かつ裁定者として地球に降着する。
そんな重要キャラクターの声を担当する山寺は、企画・脚本の庵野秀明が監督・総監督を務めた『エヴァンゲリオン』シリーズで加持リョウジの声を担当。ウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中の特別企画「シン・ウルトラファイト」「続・ウルトラファイト」ではナレーション・実況を務めている。
映画本編への出演オファーに、山寺は「まさか本編への出演があるとは思っておらず驚きました。マネージャーからの連絡に〈ゾーフィの声〉とあったので『全く世代じゃないから知らないんだねー。ゾフィーの間違いだよ』と言ったら本当にゾーフィだったので再び驚きました。キャッチコピーとなっている『そんなに人間が好きになったのか』が自分のセリフである事を知りまたまた驚きました」とまさに驚きの連続だった様子。
「人類の監視者で裁定者であるゾーフィをどう演じるか、抑揚や年齢感も含め監督陣といろいろ相談しながら、様々なパターンで収録。最終的に1番若い感じで演じたものが採用されました。とにもかくにも、時代を超えて生まれたこの素晴らしい作品に参加出来た事を、心から誇りに思います!」とコメントを寄せている。
配給の東宝によると本作は、5月13日の初日から6月26日までの45日間で、観客動員269万人、興行収入40億円を突破。これを記念した名場面映像には、ゾーフィと、彼が地球に伴ってきた天体制圧用最終兵器・ゼットンが登場する。「ウルトラマン」シリーズでも高い人気を誇るキャラクターであるゼットンは、最強の兵器として今作に登場する。また映像では、山寺の言葉通り、本作のキャッチコピーにもなった「そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン。」という言葉がゾーフィによるものだったことも明かされている。(編集部・入倉功一)