映画『エルヴィス』プレスリー役の俳優って?オースティン・バトラーに注目
42歳という若さでこの世を去った大スター、エルヴィス・プレスリーの半生を、数々の名曲と共に描く映画『エルヴィス』(7月1日公開)。ここでは、プレスリー役に大抜てきされた新鋭オースティン・バトラーについて紹介する。
誰もが知るレジェンド、エルヴィス・プレスリー役に挑んだオースティンは、1991年8月17日、米カリフォルニア州出身の30歳。エルヴィスになりきり、圧巻のライブパフォーマンスも披露する。じっくり時間をかけて、徹底的にエルヴィスの研究を重ねたオースティン。彼の全てを吸収するため本を読み漁り、何度も映像や画像を見直し、ボーカルトレーニングにも取り組んだ。そんなオースティンを見て、エルヴィスのマネージャー、トム・パーカー役を務めた名優トム・ハンクスは「役に全てを捧げていた。感動したよ」と明かしており、オースティンは「『エベレストを登るにはまず一歩から』という経験だった」と役づくりを振り返っている。
多くのテレビシリーズや映画に出演し、2018年にはデンゼル・ワシントンと共演したブロードウェイの舞台「氷人来たる」が好評を博したオースティン。2019年にはジム・ジャームッシュ監督の映画『デッド・ドント・ダイ』でビル・マーレイ、アダム・ドライヴァー、ティルダ・スウィントンらと共演。クエンティン・タランティーノが監督し、レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピットら豪華キャストが集結した『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』では、テックス役を務めた。来年は、大ヒットSF映画『DUNE/デューン 砂の惑星』の続編『DUNE:パート2(原題) / Dune: Part Two』が公開される予定だ。
『エルヴィス』は、「キング・オブ・ロックンロール」と称されるエルヴィス・プレスリーの波瀾万丈な生き様を、多くの“神曲”で彩りながら描く伝記ドラマ。『ムーラン・ルージュ』のバズ・ラーマンが監督を務める。(清水一)