「冨樫義博展」開催決定　描き下ろしキービジュアル＆直筆コメント公開

　今年で画業35年を迎えた「HUNTER×HUNTER」「レベルE」「幽☆遊☆白書」などで知られる人気漫画家・冨樫義博の展覧会「冨樫義博展 -PUZZLE-」が、2022年10月28日から2023年1月9日にかけて、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開催されることが決定した。開催にあたり、過去作品に登場した15体のキャラクターを描きおろしたキービジュアルと、本人の直筆メッセージも公開された。

　「冨樫義博展」では、冨樫直筆の漫画原稿やカラーイラストなど、総数350点以上の原画・制作資料などを展示。これらを元に、多角的な視点から作家性の真髄に迫る。事務局では「漫画の中に多くのルールを課し、ロジックを組み立て、内なる会話を重ねながらも、時に自らそれを壊し、また組み立てる……。作者の過ごした創作の時間と共にある複雑な『パズル』。そのピースの数々を会場で是非、皆様の目に焼き付けてください」としている。東京会場での開催の後、大阪・福岡での巡回も決定している。

　キービジュアルには、中央に並ぶ浦飯幽助とゴン＝フリークスをはじめ、冨樫の生んだ人気キャラクターが集合。またメッセージには、開催への感謝と共に、現在の執筆状況なども記されている。直筆メッセージ全文は以下の通り。（編集部・入倉功一）

冨樫義博直筆メッセージ

御報告
この度 冨樫義博展 -PUZZLE- を開催する事となりました。
これもひとえに御愛読してくださった皆様の温かい愛情の賜と厚く厚く御礼申し上げます。
固いな。
私自身思っておりますよ。「いや話の続き描けよ。」って思われてんだろうなと。確かに2年ほど椅子に座れない状態で描けませんでしたが、従来のやり方をあきらめることで現在は何とか執筆を再開しております。皆さま、くれぐれも腰は大切に。これを書いている2週間前までお尻をふく姿勢がとれず、ウンコするたびシャワー浴びてました。あらゆる動作が常人の3～5倍時間がかかります。腰大事。
というわけでご来場の際に物を落としたりした時は蹲踞の姿勢で拾う事を強くおすすめします。とがしよしひろでした。