新生ロッキー4『ロッキーVSドラゴ』日本公開決定!未公開映像加え再構築
6日に76歳の誕生日を迎えたシルヴェスター・スタローンが監督・脚本・主演を務めた映画『ロッキー4/炎の友情』(1985)を、未公開映像と共に再編集した『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』が、8月19日より日本で全国劇場公開されることが決定し、未公開シーンを納めた予告編が公開された。
本作は、圧倒的なパワーを誇るソビエト連邦のボクサー、イワン・ドラゴ(ドルフ・ラングレン)との試合で親友アポロ・クリード(カール・ウェザース)を失ったロッキーが、敵地で復讐戦に挑むシリーズ第4弾。長らく、本作を自分が理想とする作品に作り直したいという思いを抱いていたスタローンは、コロナ禍を利用して全ての映像に目を通し、42分の未公開シーンと共に物語を徹底的に再構築。94分の新作といっても過言ではない一本を作り上げたという。
蘇った『ロッキー4』について、スタローンは「ドラマの中身に重点を置きたかったんだ。登場人物の心に注目して、より感情的に、より責任感を持って。何故このシーンを使っていない? 当時の俺は何を考えていたんだ? って凹むこともあった。今考えると使うべきシーンは明確だから。当時の自分の人生観に疑問をもったよ(笑)。前の『ロッキー4』を作った頃の俺は、今よりかなり薄っぺらだったんだ」と自嘲気味にコメント。
それだけに、『ロッキーVSドラゴ』には絶大なる自信を持っているようで「タイムマシンに乗るようなこのチャンスを得たことに感謝している。オリジナルが作られてから35年の間に、僕はたくさんのことを経験し、生きてきた。僕は変わったし、映画も変わった。そして、この作品は『ロッキー』に関わった全ての人に敬意を示している。『ロッキー』はCGも特撮も使ってない。それでも『ロッキーVSドラゴ』は一層大きくなった」と語っている。
アメリカでは2021年に一晩限りの限定上映が行われた本作が、日本全国のスクリーンで観ることが可能となる。(編集部・入倉功一)