『バズ・ライトイヤー』オリジナル声優の不在、ウッディ役トム・ハンクス「理解できない」
『トイ・ストーリー』シリーズで主人公ウッディの声を担当するトム・ハンクスが、同作の人気キャラクター、バズ・ライトイヤーのルーツを描く映画『バズ・ライトイヤー』(公開中)でのオリジナル版声優不在について、Cinema Blend のインタビューで語った。
『バズ・ライトイヤー』はアンディ少年が夢中になった映画という設定のため、主人公はおもちゃのバズではなく、その元になったスペース・レンジャーのバズだ。そのため、声優もオリジナル版のティム・アレンから、『キャプテン・アメリカ』シリーズのクリス・エヴァンスに変わっており、ウッディ役のトムも出演していない。
本作と同時期に公開された映画『エルヴィス』に出演したトムは、「本当だったらティム・アレンと真っ向から勝負したかったんだ。だが、彼ら(ディズニー&ピクサー)はティムに声優を任せなかった。私は理解できないよ」とコメント。「映画館に人々が戻ってくる限り、私は見知らぬ人たちと一緒に映画館に入って、共通事項を持って帰りたい。それが私のやりたいことだ。彼(ティム)と一緒に行けることを楽しみにしている」と心境を明かした。
声優交代については、ティム本人もExtraのインタビューで「新作は全く新しいチームが制作したもので、オリジナル版とは何も関係がない」とコメントしており、「素晴らしいストーリーだが、おもちゃとの繋がりが全くない。(私の)バズとも何の関係もないんだ。もっと(シリーズと)繋がりがあれば良かったのに」と複雑な心境を述べている。(編集部・倉本拓弥)