今夜「競争の番人」放送スタート!坂口健太郎&杏ら豪華キャストに注目
坂口健太郎と杏がダブル主演を務めるドラマ「競争の番人」(フジテレビ系、毎週月曜よる9時~9時54分)が7月11日よりスタート。本作にレギュラー出演するキャストを紹介する。
物語の舞台は、行政機関である公正取引委員会。坂口と杏がふんするのは、その第六審査(通称・ダイロク)の職員で、その仕事とは独占禁止法に関わる違反行為を取り締まり、経済活動における自由で公正な競争の場を守るために目を光らせる、いわば「競争の番人」。談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実をあぶり出していく姿が描かれる。
月9ドラマ初主演を飾る坂口が演じるのは、公取委で働く小勝負勉。20歳で司法試験に合格し、東大法学部を首席で卒業後に公取委に就職すると、周囲から「もっといいところに入れたはずでは?」と度々疑問を投げかけられている。小勝負自身は「弱くても、戦わなきゃいけない」と使命感を燃やしているが、独特な調査の仕方で周囲からは変わり者と思われている。
一方、「デート~恋とはどんなものかしら~」(2015)以来の月9ドラマ主演となる杏。今作では、小勝負の身勝手な行動に振り回されるのが白熊楓を演じる。理屈っぽい小勝負とは正反対の男勝りな性格の持ち主の白熊は警察官だったものの、ある事件で犯人を目前で取り逃がしてしまい、公取委への異動を命じられる。企業への立ち入り検査や事情聴取、張り込み・尾行など、警察のようなことも行いながらも、強力な権力を持たない公取委の実情にがくぜんとしてしまう。
レギュラーキャストも豪華な面々が集結。坂口も出演する大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で主人公・義時の姉・政子を演じている小池栄子が、小勝負や白熊が所属する公正取引委員会・第六審査の主査で“ダイロク”メンバーの頼れる上司・桃園千代子に。そして、大倉孝二が第六審査のキャップ・風見慎一役で出演。数多くの作品で存在感を発揮しているが、月9ドラマとしては「幸せになろうよ」以来、11年ぶりのレギュラー出演となる。
そのほか、子役時代から活躍し、最近ではドラマ「ドラゴン桜」やミュージカル「るろうに剣心 京都編」での演技も記憶に新しい加藤清史郎が第六審査・審査官の六角洸介役。そして、意外にも月9ドラマ初出演となる寺島しのぶが公正取引委員会・第六審査長・本庄聡子役で出演する。
また、小池と同じく「鎌倉殿の13人」で存在感を発揮する山本耕史が、ダイロクに最初に立ちはだかる最大の敵に。ホテルや飲食店、レジャー施設など手広く事業を展開する地域の有力者・天沢雲海として、複数のホテルでウエディング費用の価格カルテルが行われているという疑いをもたれつつも、権力で調査の網をくぐり抜ける。山本の月9ドラマ出演は「ひとつ屋根の下2」以来、実に25年ぶりのこと。
さらに、月9ドラマの常連ともいえる小日向文世が国土交通省の事務次官・藤堂清正にふんするほか、フレッシュな顔ぶれも。黒羽麻璃央が白熊の彼氏で刑事の大森徹也、大西礼芳が検察庁から公取委に出向している検察官の緑川瑛子、石川萌香がデジタル解析チーム・DFTに所属する紺野守里を演じる。
第1話では、取り逃がしたことを問題視され、公正取引委員会への異動を命じられるた白熊が、小勝負らダイロクの面々と出会うことに。そんななか、小勝負と白熊は、複数のホテルで行われているウエディング費用のカルテル問題を調査することになるが、なぜか調査中に警察に追われる立場になってしまう。性格や考え方など、なにもかもが正反対の小勝負と白熊が調査を進めるうちに、さまざまな問題が発生。ダイロクの面々も振り回されていく。(編集部・大内啓輔)