乃木坂46・久保史緒里、映画初主演『左様なら今晩は』で幽霊役
乃木坂46の久保史緒里が、平凡なサラリーマンと幽霊の奇妙な共同生活を描く、山本中学の漫画を実写化した『左様なら今晩は』(11月11日公開)で映画初主演を務めることが明らかになった。相手役は、人気若手俳優の萩原利久が務める。
2019年からヤングキング(少年画報社)で連載された「左様なら今晩は」は、同棲していた恋人に別れを告げられた、ごく普通のサラリーマン・陽平と、彼の部屋に突如姿を現した幽霊・アイスケの奇妙な共同生活を描くハートフルラブストーリー。
久保が演じる”愛助”は、原作とは異なるオリジナルのキャラクター設定で描かれ、生きている間に恋愛を経験しなかった、男女が“付き合う”ことに興味津々な幽霊。乃木坂46の3期生として、モデル、ドラマ、ラジオなど幅広い分野で活躍する久保は、自身初となる映画に「初めての映画出演。初めての主演。こんなにも恵まれた環境での挑戦に、感謝の気持ちでいっぱいです」とコメント。初主演作で出会った、ピュアな幽霊役を「今でも、撮影の頃の愛助を思うと、どこか愛おしいような……懐かしいような……そんな感覚に包まれています」と振り返っている。
愛助と共同生活を送る陽平を演じた萩原は「普通のシチュエーションじゃないからこそ、1つ1つのシーンで監督や久保さん、スタッフの皆さんと丁寧に臨めたと思います」とコメント。「幽霊が出るとなんだか勝手にホラーを想像してしまう方もいるかもしれませんが、愛助と陽平の生活は本当に日本のどこかにいるんじゃないかと思えるくらい温かい作品です」と呼びかけている。
監督・脚本を務める高橋名月は、高校在学中に執筆した『正しいバスの見分けかた』で、「伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞」短編の部のグランプリを受賞し、翌年に自らメガホンを取り、中条あやみ主演で映像化した新進気鋭の若手監督。久保と萩原について「愛助と陽平はこの二人しかいない」と太鼓判を押し「だいたい同世代の2人と、お互いの意見や解釈を率直に交わしながら撮影ができたように思います」と振り返っている。キャスト・監督のコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
映画『左様なら今晩は』は11月11日より渋谷シネクイントほか全国公開
久保史緒里(愛助役)
『久保が主演で映画を撮ります』
あまりの驚きに、言葉を失いました。
初めての映画出演。初めての主演。こんなにも恵まれた環境での挑戦に、感謝の気持ちでいっぱいです。
今でも、撮影の頃の愛助を思うと、どこか愛おしいような……懐かしいような……そんな感覚に包まれています。
他人事のようですが、愛助に今も会いたくて会いたくて。この感情をきっと陽平さんは感じていたのかなと思いながら振り返る日々。緊張と不安の中、素敵な共演者の皆様・スタッフの皆様に囲まれて、人生初めての経験は、輝かしいものとなりました。どうか、たくさんの方に触れていただけますように。
宜しくお願い致します。
萩原利久(半澤陽平役)
半澤陽平役を演じました萩原利久です。
久保史緒里さん演じる愛助と出会い、普通の日常から突然非日常な日々に変わりその中での陽平の成長だったり変化を演じるのはとても楽しかったです。普通のシチュエーションじゃないからこそ、1つ1つのシーンで監督や久保さん、スタッフの皆さんと丁寧に臨めたと思います。
幽霊が出るとなんだか勝手にホラーを想像してしまう方もいるかもしれませんが、愛助と陽平の生活は本当に日本のどこかにいるんじゃないかと思えるくらい温かい作品です。
決してホラーではございません。ぜひ、いろんな方に劇場で観てもらえたら嬉しいです。
監督・脚本/高橋名月コメント
主演の久保史緒里さんと萩原利久さんに初めてお会いした瞬間「愛助と陽平はこの二人しかいない」と確信しました。お芝居に対してどこまでもストイックな久保さん、そしてどんな要求にも自由自在に応えてくれる萩原さん。だいたい同世代の2人と、お互いの意見や解釈を率直に交わしながら撮影ができたように思います。山本中学さんが作り上げた少し不思議なのにリアルで、それでいてコミカルな世界観の中で、久保さん萩原さんのお二方やそのほかキャスト、スタッフ一同力を尽くし、愛を込めた作品です。ぜひ劇場に足を運んでいただけますと嬉しいです。