前田敦子は女優として規格外 三木聡監督「さすがセンター」
前田敦子が19日、都内で行われた映画『コンビニエンス・ストーリー』(8月5日公開)の完成披露舞台あいさつに三木聡監督と登壇し、役へのアプローチが規格外であることから監督を「世界のマエアツ」と言わしめた。
本作は、ドラマ「時効警察」シリーズや『大怪獣のあとしまつ』などの三木監督による異世界ファンタジー。スランプに苦しむ若手脚本家・加藤(成田)はある日、欲しいものが何でも見つかるコンビニエンスストア「リソーマート」に迷い込む。そこで不思議な魅力を放つ人妻・惠子(前田)と出会ったことをきっかけに、加藤は創作意欲を取り戻す。イベントには主演の成田凌、六角精児も来場した。
前田は「何かを深く考えるというよりは、監督の世界観にどうついて行けるかなぁと思って、正直にまっすぐな気持ちでいた感じです。でも、六角(精児)さんの奥さん(の役)なので、それだけで楽しかったです」と撮影の日々を振り返る。
そんな前田について、三木監督は「日本の女優として規格外だと思うんですよね。たぶん誰もついてこれないんじゃないかな。世界レベル。世界のマエマツ」と絶賛。さらに、前田が「何を考えているかイマイチわからなかった」と役の印象を明かすと、三木監督は「前田さんってそういう演じ方なんですよね。本(脚本)の意味とか(役との)共感とかをすっ飛ばしているんだけど、芝居でやると、その一番本質的なところにスパーンとたどり着くんですよね」と舌を巻き、「さすが(元AKB48)センター。秋元(康)のおっさんはすごいな」と感嘆した。
一方で、「普段話していると、とんでもないことを言っているんですよね。『石はコンクリートでできているんだと思っていました』と言っていた」と暴露する三木監督。前田が「石は自然のものだと知らなかった」とぶっちゃけると、成田は「ね。みんなが勉強しているときに(アイドルとして)忙しかったから」とフォローし、会場の笑いを誘った。(錦怜那)