社員全員がオフィスでタイムループ!?『14歳の栞』監督の新作映画が公開決定

　映画『14歳の栞』（2021）などの竹林亮監督の新作映画『MONDAYS／このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』の劇場公開が決定。10月28日より全国にて順次公開され、10月14日からは渋谷シネクイント、TOHO シネマズ梅田、センチュリーシネマにて先行公開も行われる。

『MONDAYS／このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』予告編【動画】

　本作は、とある中学校の「2年6組」の生徒35人全員に密着した青春リアリティー映画『14歳の栞』がロングランヒットを記録した竹林監督の劇場映画第2作。小さなオフィスを舞台に、社員全員が同じ一週間を繰り返すタイムループにしていることことから巻き起こるストーリーが描かれる。

　月曜日の朝、プレゼン資料の準備で忙しいなか、主人公が後輩2人組から「僕たち、同じ一週間を繰り返しています！」と報告を受けるが、その脱出の鍵である部長は、いつまで経ってもタイムループに気づかない。社員たちのさまざまな思惑が交錯するなか、またやってくる同じ月曜日、チームプレイで脱出を目指す。

　主人公の吉川朱海を円井わんが演じ、いつまでだってもタイムループに気づいてくれない永久部長役でマキタスポーツが出演。ほかに長村航希、三河悠冴、八木光太郎、高野春樹、島田桃依、池田良、しゅはまはるみがキャストとして名を連ねる。

　主題歌はヒップホップ・アイドル・ユニット・lyrical school の「WORLD'S END」。脚本を夏生さえりが手掛ける。（編集部・大内啓輔）

監督コメント

コロナ禍の生活でも顕著に感じましたが、僕の生活ではたまに、これタイムループしてるんじゃないかと感じる瞬間があります。あれ、この議論前もしたよね!?　とか、この仕事が終わったら全てが変わる!と毎回思っていたり。時間が過ぎるのはとても早いからこそ、今という時間にしっかりと向き合って生きていかなければとよく思います。本当にしっかりと向き合えた時に、初めてぐるぐるとしたループから螺旋階段になり、ゆっくり進んでいけるのかなとか想像しながら、また日々を繰り返しています。この映画が、見る人の心の窓に激突する白い鳩になることができれば嬉しいです。