“原爆の父”を描く…クリストファー・ノーラン新作『オッペンハイマー』ポスター公開
クリストファー・ノーラン監督の新作映画『オッペンハイマー(原題) / Oppenheimer』のポスターが公開された。“原爆の父”と呼ばれた米物理学者ロバート・オッペンハイマーの物語を壮大なスリラーとして描く本作。ポスターは大爆発らしきスモークを背景に、オッペンハイマーにふんしたキリアン・マーフィが中央にたたずむビジュアルとなっている。
ピュリッツァー賞を受賞した伝記「オッペンハイマー 『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」を基にノーラン監督が脚本を執筆した本作。主演は『ダークナイト』3部作、『インセプション』『ダンケルク』と5度ノーラン監督作に出演してきたキリアンで、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr、フローレンス・ピュー、ラミ・マレック、ケネス・ブラナーらオールスターキャストが脇を固めている。
配給の米ユニバーサル・ピクチャーズは、本作を「世界を救うために世界を崩壊させる危険を冒さなければならなかった謎めいた男の緊張感に満ちたパラドックスに、観客を引き込む壮大なスリラー」と紹介。ティザー予告編は、現在のところアメリカで21日より公開となったジョーダン・ピール監督作『NOPE/ノープ』上映時限定で公開されている。Varietyによると、予告編はポスターにもある“世界が永久に変わってしまう”日までをカウントダウンする形で描かれているといい、これまでも迫りくるタイムリミットをスリリングに扱ってきたノーラン監督らしさは健在のようだ。2023年7月21日全米公開。(編集部・市川遥)