山田裕貴、念願の『ONE PIECE』声優参加で男泣き ルフィや仲間の姿が俳優としての支えに
山田裕貴が22日、声優として参加したアニメーション映画『ONE PIECE FILM RED』の「ワールドプレミア in 日本武道館」に登壇。念願だったという「ONE PIECE」での声優参加を果たした山田は感極まり、思わず男泣きした。
麦わらの一味、シャンクスらが決めセリフ連発!ワールドプレミアの様子【動画】
本作は、尾田栄一郎原作のアニメ「ONE PIECE」の劇場版で、映画オリジナルキャラクターの歌姫・ウタをめぐる物語を描いたアニメーション。世界中の人々を魅了するウタのライブが行われる島に海賊や海軍、モンキー・D・ルフィら麦わらの一味たちが集まる。そこでウタがシャンクスの娘だという衝撃の事実が発覚する。山田はクラゲ海賊団の船長・エボシ役を務めた。
コミック「ONE PIECE」連載開始25周年を迎えたこの日、4,000人のファンが集う日本武道館のレッドカーペットをクラゲ海賊団のハナガサ・カギノテに声をあてた霜降り明星(粗品・せいや)とともに歩いた山田。メインステージで「野郎ども、準備はいいか」(山田)、「おう!」(粗品・せいや)とセリフを決めると、山田は「25年前に『ONE PIECE』に出会って生き方を学んだというか、それくらい自分にとって大きな作品」と吐露。
続けて「ここまで俳優をやって来られたのも、逃げないルフィの姿や、それを支える仲間の姿が自分の中の支えとなっていたから」と明かし、「いつか『ONE PIECE』の映画の声優さんとして出られるような俳優になれたらいいなと夢に掲げて……」と話すが、こみあげる思いに言葉を詰まらせる。「すみません、本当に好きすぎて、感動しすぎて泣いちゃうんですけど……」と涙をぬぐった。そして、「(ファンの)みなさんと同じ気持ちで『ONE PIECE』を応援していたんですけど、頑張ってたらここに立って、(声優の)みなさんと一緒にあいさつできて、この映画に出れるなんて」と再び目頭を熱くした。
そんな山田を見ていたせいやは「山田さんの気持ちがすごいわかる。僕ら世代は人生の歩みを『ONE PIECE』と共に歩んできたので、自分の人生でこんなことがあってええんか! という気持ち」と共感。また、「話をいただいたとき、ジャヤ編のショウジョウという、すっごい声量出すキャラくらい楽屋で叫びました。ウェ~!!! となって」とオファー時を振り返った。
せいやは「田中さんとか、声優さんたちに初めて会いまして、ほんまに裏でもキャラ通りでびっくりして感動して、田中さんはずっと優しいんですよね」と話を続けるが、田中が手をかざして「長い」と一喝。「最悪や。覇王色(ルフィの能力)や」と倒れ込んだ。一連の動きはネタだったようで、せいやは「一個ネタを仕込んでいただきましてありがとうございます! 人生の思い出です」と大喜びしていた。
この日は、“麦わらの一味”のボイスキャストを務める田中真弓(モンキー・D・ルフィ)、中井和哉(ロロノア・ゾロ)、岡村明美(ナミ)、山口勝平(ウソップ)、平田広明(サンジ)、大谷育江(トニートニー・チョッパー)、山口由里子(ニコ・ロビン)、矢尾一樹(フランキー)、チョー(ブルック)、宝亀克寿(ジンベエ/ゲッコー・モリア)のほか、名塚佳織(ウタ)、池田秀一(シャンクス)、津田健次郎(ゴードン)、谷口悟朗監督も来場した。(錦怜那)
映画『ONE PIECE FILM RED』は8月6日より全国公開