クリス・プラット『ジュラシック』初期キャストとの共演は「キャリア一の名誉」
映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(7月29日全国公開)主演のクリス・プラットが、28日に都内で行われた記者会見にリモート出演し、本作でシリーズ復帰を果たした『ジュラシック・パーク』初期キャストとの共演を「キャリア一の名誉」と喜んだ。会場には、来日中のブライス・ダラス・ハワード、ディワンダ・ワイズ、コリン・トレヴォロウ監督、日本語吹き替えキャストの玉木宏、伊藤沙莉、満島真之介が出席した。
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『ジュラシック』シリーズ完結編となる本作は、恐竜たちが人間社会に解き放たれた世界で、主人公オーウェン(クリス)とヒロインのクレア(ブライス)が新たな試練に立ち向かうアドベンチャー。1993年公開の1作目からサム・ニール(グラント博士役)、ローラ・ダーン(エリー博士役)、ジェフ・ゴールドブラム(マルコム博士役)が三人揃って復帰を果たす。
本作の製作にあたり、トレヴォロウ監督は「スティーヴン・スピルバーグ監督とはキャラクター設定について入念に話をしました」と打ち明ける。クリスはサムをはじめとする“レガシーキャスト”との共演について「10代の頃に1作目を観ましたが、それから30年経った今、アイコンと呼ばれる彼らとスクリーンを分かち合えるのは筆舌に尽くしがたい、キャリア一の名誉です」と喜んだ。
ブライスは『ジュラシック・パーク』を観て女優の道を志したそうで、「自分が物語の一部になるとは思いませんでした」と驚くと、物語のキーマン・ケイラ役のディワンダは「キャストとは準備期間から数えると5か月間もほぼ同居する形で過ごしていたので、その体験は最高!」と笑みをこぼし、「ジェフは毎晩素晴らしい音楽を、サムは美味しいワインを提供してくれたし、ローラは究極のいたずらっ子で毎日何かしらを仕掛けてきたわ」と楽しかった日々を振り返った。
「来日ができなくて残念」と肩を落とすクリスは、「実は赤ちゃんが生まれたばかりで、妻や子供のために今回は断念しました」と説明。そして、「本当に日本のファンの方々を愛しています。これまで本当にありがとうございました。良き友人であり、ファンでいてくれたことはずっと忘れません。明日公開ということで、先んじて『観てくれてありがとう』と伝えます」と心のこもった言葉をファンに届けた。(錦怜那)