飯豊まりえ、初めての胸キュン!?「甘酸っぱい感じを経験したことがなかった」
鈴鹿央士と飯豊まりえが27日、新宿バルト9で行われたアニメーション映画『夏へのトンネル、さよならの出口』の完成披露舞台あいさつに来場。これまで甘酸っぱい感じを味わったことがないという飯豊が「胸キュンしました」というシーンについて語った。この日は田口智久監督が来場予定だったが、体調不良のため欠席。代わりに企画・プロデュースを担当した小山直紀が姿を見せた。
鈴鹿央士&飯豊まりえ、笑顔で登場!舞台あいさつの様子【写真】
本作は、第13回小学館ライトノベル大賞でガガガ賞と審査員特別賞を受賞した八目迷の青春小説をアニメ映画化。過去の事故のトラウマを抱えた塔野カオル(鈴鹿)とクラスになじめない転校生の花城あんず(飯豊)が互いの願いをかなえるため、中に入ると欲しいものが手に入るという不思議なトンネルを探索する姿を描く。
本作が声優初挑戦だという鈴鹿は「声優というのは踏み入れていい世界なのかと思いました」と前置きしつつも「収録は2日間だったんですが、その2日間が本当に楽しくて。こんなに充実した時間があるのかと。その時は目の前のことに一生懸命だったんですけど、今思うとすごくしあわせに過ごしていたんだなと思います」としみじみ。さらに「人生の中で初めて向き合うものというタイミングはすごく大切にしたいなという思いがあります」と付け加えるなど、本作での声優チャレンジに感慨深い様子を見せた。
主人公である塔野カオル(鈴鹿)と花城あんず(飯豊)は、ある出来事をきっかけに、中に入ると欲しいものが手に入るという「ウラシマトンネル」を一緒に探索するという協力関係を交わすこととなる。「高校時代、気になっている人に対して冷たくしてしまう、甘酸っぱい感じを私は経験したことがなかった」と切り出した飯豊。「だから、この役を通して、ウラシマトンネルの裏側を探索しようという時に二人が重なり合って、本当はドキドキしているのに(強がって)『どいてもらえる?』とか言って。それなのにメールでは本音を送信するというのは本当に可愛いと思いました」と告白した。
しかし、そのシーンを観て相手役の男性側の気持ちになっていたとのことで「私、男性脳なんですかね?(男性の気持ちになって)胸キュンしました。クーッ! となって」と笑いながら付け加えた。
また、夏の思い出について質問された飯豊は「夏祭り」と返答。「浴衣を着て、地元の小さいお祭りに行って。盆踊りに率先して参加していました。帰ってこないなと思ったら、盆踊りの円の中にいる」と告白。さらに「私は千葉県出身で、千葉音頭が大好きなんです」と続けた飯豊は「最近はお祭りがなくてさみしいなと思って。YouTubeで調べたら、千葉限定。自分の中では盆踊りといったらというくらい代表的なポピュラーな曲だと思ってたんですけど、千葉のやっさほっさというのは、東京とか他の地方では知らない人がいるんだと驚きました」と地元愛を切々と語る一幕もあった。(取材・文:壬生智裕)
映画『夏へのトンネル、さよならの出口』は9月9日より全国公開