台湾を震撼させた都市伝説を映画化 大ヒットホラー『紅い服の少女』公開決定
かつて台湾を騒がせた都市伝説を題材にした大ヒットホラー2作品が、『紅い服の少女 第一章 神隠し/第二章 真実』の邦題で、9月30日より一挙公開されることが決定した。
『返校 言葉が消えた日』(2019)、『哭悲/THE SADNESS』(2021)、そして、SNSを中心にその恐怖が話題を呼んでいるNetflix映画『呪詛』(2022)など、日本でも盛り上がりを見せている台湾製ホラー。そのブームの原点ともいえる、2015年と2017年に公開された大ヒット映画が、『紅い服の少女 第一章 神隠し』『紅い服の少女 第二章 真実』として日本公開される。
1998年、台湾で人気を博した心霊番組にある動画が投稿された。映っていたのは、ハイキングを楽しむ普通の家族の姿。しかしその映像には、家族ではない、紅い服を着た少女も映り込んでいた。台湾全土で多くの憶測を呼んだ「紅い服の少女」は、数々の都市伝説を生み出し社会現象化。この怪奇事件を題材にした両作も大ヒットとなった。
2作品を手掛けたのは、チャン・チェンに台湾版アカデミー賞として知られる金馬奨の主演男優賞をもたらした『The Soul:繋がれる魂』(2021)のチェン・ウェイハオ監督。脚本は『返校』のチエン・シーケンが手掛けた。
日本公開に合わせて公開されたポスタービジュアルには、肩を寄せ合うカップルの後ろを歩く、紅い服をまとった少女の姿が。各章のキービジュアルには、『第一章 神隠し』で失踪事件に巻き込まれる主人公イージュン(アン・シュー)と、『第二章 真実』で幼いわが子を守るリー(レイニー・ヤン)と家族の様子が写し出されている。
映画『紅い服の少女 第一章 神隠し/第二章 真実』は9月30日よりシネマート新宿・シネマート心斎橋ほか全国公開
『紅い服の少女 第一章 神隠し』
不動産屋で働くジーウェイは祖母と2人で暮らしている。ラジオDJのイージュンとは交際五年目。ある日、祖母の友人が山でのハイキング中に失踪する。心配する祖母だが、今度は祖母が失踪してしまう。心配するジーウェイの元に突然送られてきたカメラには、ハイキングを楽しむ老人達についてくる“紅い服の少女”の姿が映っていた。やがてジーウェイも行方をくらましてしまい、イージュンは人を惑わす魔物<魔神仔(モーシンナア)>の仕業ではないかと疑い始める……。
『紅い服の少女 第二章 真実』
社会局家庭内暴力センターで働くリー。仕事で忙しくしている最中、娘のヤーティンが妊娠していることが発覚する。リーはヤーティンの意志を無視して中絶させようとするがヤーティンは反発し、学校から帰宅せず姿を消してしまう。学校の監視カメラには“紅い服の少女”に連れ去られるヤーティンの姿が映っていた。果たしてリーはヤーティンを無事救い出すことができるのかー。