アリシア・ヴィキャンデル主演『トゥームレイダー』続編企画、消滅
オスカー女優アリシア・ヴィキャンデル主演で人気ゲームを映画化した『トゥームレイダー ファースト・ミッション』（2018）の続編企画が消滅した。The Hollywood Reporter などが報じた。
これは『トゥームレイダー ファースト・ミッション』を制作したMGMの手から、期限切れで「トゥームレイダー」の映画化権が離れたことによるもの。同作の続編は『フリー・ファイヤー』のベン・ウィートリー監督の下、2020年初頭にも撮影開始予定と報じられていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により延期になった。2021年にはホラーシリーズ「ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路」のクリエイターであるミシャ・グリーンが新たに監督に就任するも、AmazonによるMGM買収などもあり先行きが不透明に。そうこうしているうちに、MGMが「トゥームレイダー」の映画化権を持つ GK Films と結んだ9年にわたる契約が切れることになってしまった。
現在、「トゥームレイダー」の映画化権は GK Films の元に戻っており、スタジオ及びストリーミング各社がし烈な入札競争を繰り広げているという。
アリシアが戦うヒロイン、ララ・クロフト役を務めた『トゥームレイダー ファースト・ミッション』は、世界興行収入2億7,465万803ドル（約371億円）を上げた。それ以前にも「トゥームレイダー」は、パラマウントの下、アンジェリーナ・ジョリー主演で映画化されている（2001年の『トゥームレイダー』と2003年の続編『トゥームレイダー2』）。（数字は Box Office Mojo調べ、1ドル135円計算）（編集部・市川遥）