『ジュラシック・ワールド』ルイス・ドジスンって何者?1作目から29年ぶり再登場
映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(全国公開中)では、『ジュラシック・パーク』1作目(1993)からグラント博士、エリー博士、マルコム博士の再登場が話題になっているが、本作で復活するのは三人だけではない。ここでは、同じく1作目から再登場するキャラクター、ルイス・ドジスンを紹介する。
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『ジュラシック・パーク』の冒頭、赤いポロシャツとサングラス姿で登場したルイス・ドジスンは、インジェン社のライバル会社「バイオシン・コーポレーション」の産業スパイという設定だった。茶色のボストンバッグを持って現れたドジスンは、インジェン社のエンジニアに、恐竜の胚をシェービング・クリーム缶に入れてジュラシック・パークから持ち出すよう指示していた。
登場シーンはそれだけで、以降映画シリーズで姿を見せることはなかった(原作小説ではその後も暗躍)。1作目から29年、シリーズ完結編となる本作で帰ってきたドジスンは、バイオシン社のCEOに上り詰めており、1作目以上に大きな役割を担っている。
1作目でドジスンを演じたのは俳優キャメロン・ソア。キャメロンは2014年、13歳の少女に性的暴行を加えた容疑で逮捕・起訴されており、2016年に懲役6年の実刑判決を受けている。そのため、最新作では役者が変わっており、『アメイジング・スパイダーマン』でピーター・パーカーの父役を務めたキャンベル・スコットが演じている。
ドジスンについてキャンベルは、「ドジスンとバイオシン社は、かなり陰険なレベルで動いている。彼は、どこからでも情報を得るためには手段を選ばない。でも、他のほとんどの悪役と同じように、ドジスンは自分が悪役だとは思っていないんだ」とオフィシャルインタビューで説明。監督のコリン・トレヴォロウは「彼は、私たちが現実世界で知っているキャラクターを混ぜたような、それでいて彼独自の嫌なやつを作り出す方法を見つけたのです。観客は彼がいかにひどい男であるかを理解するにつれ、願わくば、彼への復讐を応援してほしい」と語っている。(編集部・倉本拓弥)