ジョニー・デップが描いた絵、合計4億8,000万円で売れる
ジョニー・デップが自身のデビューアートコレクションをロンドンのキャッスル・ファイン・アート・ギャラリーを通して販売し、数時間のうちに約300万ポンド(約4億8,000万円)を売り上げた。Sky News などが報じた。(1ポンド160円計算)
「フレンズ&ヒーローズ」と題されたコレクションは、ローリング・ストーンズのキース・リチャーズ、俳優のアル・パチーノ、歌手のボブ・ディラン、女優のエリザベス・テイラーという、ジョニーの人生にインスピレーションを与えた4人の人物をジョニー自ら描いたもの。キャッスル・ファイン・アート・ギャラリーはジョニーの作品について、「写真を参考にしながら、題材はよりシンプルで象徴的な描写に落とし込まれ、ジョニーはそれを彼特有のフリーハンドの技法で発展させ、活気づけている」と評している。
ジョニーが自身のInstagramで2,720万人のフォロワーにアートの販売を知らせるや、同ギャラリーのウェブサイトにはアクセスが殺到。個々のプリントは1作3,950ポンド(約63万円)、4作品のセットは1セット1万4,950ポンド(約239万円)で販売され、合計780点が完売。約300万ポンド(約4億8,000万円)を売り上げたという。
俳優、ミュージシャンとしてだけでなく画家としても才能を見せたジョニーは、「僕はいつだって自分の気持ちを表現したり、家族、友人、尊敬する人々など僕にとって最も大切な人たちのことを考えたりするために、アートを使ってきました」と語っている。
アンバー・ハードとの離婚後、彼女と泥沼の裁判を繰り広げてきたジョニー。イギリスでの裁判には負けるも、アメリカで行われた名誉毀損裁判では勝訴していた。ジョニーは今月初めにも、自身が描いたアートをデジタル資産NFTとして販売し、その売り上げから66万ポンド(約1億560万円)をチャリティー団体に寄付していた。(編集部・市川遥)