のん×門脇麦×大島優子『天間荘の三姉妹』予告編公開 柴咲コウが「おいきなさい」
漫画家・高橋ツトム(高の正式表記は、はしごだか)の代表作「スカイハイ」のスピンオフ作品を、のん、門脇麦、大島優子の共演で映画化した『天間荘の三姉妹』の予告編と場面写真が公開された。柴咲コウ演じる、イズコの名セリフも収められている。
天空と地上の間にある魂の宿・天間荘を舞台に、家族や近しい人たちとのつながりを通して、いのち、ひとの生と死、たましいの物語を描く本作。交通事故で臨死状態になった少女・たまえ(のん)は、謎の女性・イズコ(柴咲)によって天間荘に導かれ、異母姉ののぞみ(大島)とかなえ(門脇)に温かく迎え入れられる。旅館の仕事を手伝うことになったたまえは、“地上に戻る”か“天へ旅立つか”という選択肢に戸惑いながらも、自分の魂の行方を模索していく。
イズコ役の柴咲をはじめ、高良健吾、三田佳子、永瀬正敏、寺島しのぶ、山谷花純、萩原利久、平山浩行、柳葉敏郎、中村雅俊ら豪華キャストが出演。プロデューサーを『この世界の片隅に』の真木太郎、脚本をNHK連続テレビ小説「エール」などの嶋田うれ葉、監督をかつて実写版「スカイハイ」を手掛けた北村龍平が務め、誰にとっても他人事ではないテーマを、あたたかく、力強く、時に観る者の心に問いかけ、日常に寄り添う視線でつづる。
予告編は「どのシーンも全部大好きなんです。とても特別で大切な作品が完成しました」と語る北村監督のアイデアを生かして制作されたもので、それぞれの思いを抱える登場人物たちの姿と、天間荘で働くたまえの日常が映し出される。「いつ愛する人を失うかもわからない、そんな世界で生きて何になるんですか?」とイズコを問いただすたまえが出す答えとは。柴咲演じるイズコの「おいきなさい」が何を意味するかも注目だ。(編集部・入倉功一)
映画『天間荘の三姉妹』は10月28日より全国公開