竹内涼真、池井戸作品“常連”に不安だった
竹内涼真が8日、都内で行われた映画『アキラとあきら』(8月26日公開)の完成披露舞台あいさつに登壇し、池井戸潤作品の常連になったことによる不安を吐露した。この日は、横浜流星、高橋海人(King & Prince)、石丸幹二、ユースケ・サンタマリア、江口洋介、三木孝浩監督も来場した(※高橋海人の「高」は「はしごだか」が正式表記)。
本作は、ドラマ「半沢直樹」「下町ロケット」シリーズなどで知られる池井戸潤の累計発行部数87万部を突破するベストセラー小説の映画化。父の経営する工場が倒産し過酷な少年時代を過ごした山崎瑛(竹内)と、大企業の御曹司ながら血縁のしがらみに抗う階堂彬(横浜)。同じ名前を持ちながら、生まれも育ちも全く異なる二人が、日本有数のメガバンクでさまざまな試練に立ち向かう。
ドラマ「下町ロケット』(2015・2018)・「陸王」(2017)に続く3作品目の池井戸作品に出演し、MCから「常連」と言われた竹内は、「オファー受けたときに『また竹内か……』と池井戸さんに飽きられているんじゃないかなと心配だった」と本音を吐露しながらも、「僕でいいということで、喜んで受けさせていただきました」と安どの表情を見せた。
また、「池井戸さんの小説は、一人一人のキャラクターがどういう人生を求めて、何を勝ち取りたいかが明確だから、僕ら俳優が熱いお芝居を吹き込むと、そこに(視聴者が)感情移入すると思います」と池井戸作品の魅力を常連らしく熱弁。さらに、「銀行のリアルな部分やシステムについて、池井戸さんが勉強されて小説に組み込んでいるので、僕らも(わかりやすく)演じやすいです」と撮影中の思いも明かした。
ダブル主演を務める横浜との現場での様子を尋ねられると、竹内は「三木監督は、僕らが口をきかないくらいバチバチさせたかったみたい」とぶっちゃけ。三木監督は「それぞれが主演を張るぐらいの役者なので、せっかくだから『アキラとあきら』みたいにバチバチやってもらった方が映画が面白くなると期待していた」というが、実際は「めっちゃ仲良かった」と当てが外れた模様。その言葉を受けて、竹内が「ものすごく接近しました」と嬉しそうに話すと、横浜も笑みをこぼしていた。(錦怜那)