赤井英和×阪本順治監督『どついたるねん』『王手』復活上映決定
俳優の赤井英和が浪速のロッキーと呼ばれたボクサー時代に迫るドキュメンタリー映画『AKAI』が9月9日に公開されることを記念して、赤井と阪本順治監督がタッグを組んだ伝説的名作『どついたるねん』『王手』が、9月7日に池袋の新文芸坐にて1日限りの復活上映されることが決定した。さらに、大阪のシネマート心斎橋でも、9月18日と19日に『どついたるねん』が復活上映される。
【動画】元プロボクサー赤井英和の現役時代!『AKAI』本予告
1989年に公開された、赤井の俳優デビュー作『どついたるねん』は、ケガによりボクシング生命の終了を宣言されたボクサーが、元日本チャンピオンのトレーナーとともに再び闘いの舞台に挑む姿を描く。トレーナー役を原田芳雄が演じる。
1991年に公開された『王手』は、大阪・通天閣を舞台に将棋の世界に生きる“真剣師”を描いた痛快ドラマ。腐れ縁の幼なじみ役に加藤雅也がふんする。この作品で赤井は第13回ヨコハマ映画祭主演男優賞を受賞した。
『AKAI』は、当時プロボクサーだった赤井が世界王者に挑戦した「ブルース・カリー戦」、引退の引き金になった「大和田正春戦」、そして自分自身を演じた初主演映画『どついたるねん』について、息を呑む迫力の試合映像や貴重なインタビューとともに紹介される。阪本監督の全面協力のもと、現役のプロボクサーであり、アメリカで映像を学んだ赤井の長男でもある赤井英五郎が監督を務める。(今井優)