台湾全土が震撼…怪奇事件をもとに描く衝撃作『紅い服の少女』特別予告が公開
1990年代に台湾で話題を呼んだ都市伝説を題材にしたホラー映画『紅い服の少女 第一章 神隠し』『紅い服の少女 第二章 真実』(ともに9月30日公開)の特別予告映像が公開された。
1990年代に台湾全土を震撼させた怪奇事件をもとに家族の絆を描く『紅い服の少女』。1998年、台湾で人気を博した心霊番組にある動画が投稿された。映っていたのはハイキングを楽しむ普通の家族の姿だが、そこには、家族ではない紅い服を着た少女も映り込んでいた。台湾全土で多くの憶測を呼んだ「紅い服の少女」は、数々の都市伝説を生み出し社会現象化した。
今回、日本での劇所公開にあわせて、両作の特別予告が公開。『第一章 神隠し』では、防犯カメラに映る謎の失踪を遂げる老女の姿と見つかった老女が「あの子の名前を呼んでしまった!」と正気を失う様子や、主人公・イージュン(アン・シュー)に忍び寄る不穏な空気、彼女の恋人であるジーウェイ(ホアン・ハー)が虫を食べる異様な光景が映し出される。続く『第二章 真実』では、「山には結界が張られ、その内側は奴らの縄張り」と人間ではない“なにか”の存在をほのめかすセリフからスタートし、とある女性が“なにか”とともに失踪する姿が切り取られている。
2作品で監督を務めたのは、チャン・チェンに台湾版アカデミー賞として知られる金馬奨の主演男優賞をもたらした『The Soul:繋がれる魂』(2021)のチェン・ウェイハオ。脚本を『返校 言葉が消えた日』(2019)のチエン・シーケンが手掛けた。(編集部・大内啓輔)
映画『紅い服の少女 第一章 神隠し/第二章 真実』は9月30日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかにて一挙公開