二宮和也、満島ひかりの「ちょうどいい」に大喜び
二宮和也と満島ひかりが22日、都内で行われた映画『TANG タング』(公開中)の大ヒット御礼舞台あいさつに登壇し、互いの印象を語り合った。
本作は、デボラ・インストールの小説「ロボット・イン・ザ・ガーデン」にアレンジを加えて映画化。無職でゲームばかりしている春日井健(二宮)は、弁護士の妻・絵美(満島)に家を追い出されてしまう。人生に迷う健は、記憶を失った迷子のロボット・タングと出会い、冒険の旅に出る。『今夜、世界からこの恋が消えても』(公開中)、『アキラとあきら』(8月26日公開)と映画公開が相次ぐ三木孝浩監督がメガホンをとった。
二宮が泣くシーンが話題で、「#ニノ泣き」としてSNSで注目を集めている本作。これまでの作品の中で二宮の泣きシーンが一番長いとも言われているが、二宮は「映画自体そんなに何本も出ていない」と調査にならないと笑い飛ばす。しかし、満島から「どんな映画でもいっぱい泣いている印象があります」と伝えられると、「確かにそうだよね。僕、大体泣いているんで。だから長さは感じていなかったです。でもそうやって言われるとそうなんだ(と思います)」と納得した様子。
満島は「涙の粒が綺麗。わたしも“ニノ泣き”しました」と感動したことも打ち明け、「二宮さんが本当に自然で」と現場での立ち振る舞いにも言及。すると二宮がまんざらでもない表情をしたため、満島は「今日すごいドヤ顔だね。毎回思っていたんだけど、さっき褒められ、ニノ泣きとか言われて……」とぶっちゃけ。会場がわく中、二宮は「毎回思ってたの!?」と思わぬ本音に目を丸くしていた。
そんな二人にMCが改めて互いの印象を聞くと、二宮は「いろんなフォントを持っていて、欲しいところで欲しいフォントでセリフを言ってくれる人。品がない人も上品な人もできるし、観ていてもやって(演じて)いても気持ちいい」と称賛。満島は「本当に優しいと思う。すごく豊かだし、頭がいいし、面白いし……ちょうどいい」と褒めそやすと、二宮は「うれしい。最後一番欲しい言葉。『ちょうどいい』、いいワードですね」と大喜び。一方で、満島が「見た目が可愛いですよね。ないのは渋さだけ」と指摘すると、二宮は「目標だ。大事だよね」と自分に言い聞かせていた。
この日は、三木監督も来場。フォトセッションではくす玉を割って大ヒットを祝福した。(錦怜那)