『ジュラシック・ワールド』に出演したニック・ロビンソンの現在は?
映画『ジュラシック・ワールド』(2015)に出演したニック・ロビンソンに注目したい。
【写真】『ジュラシック・ワールド』出演時のニック・ロビンソン
現在、日本ではシリーズ完結編となる『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』が公開中。ニックは2015年公開の新シリーズ第1作『ジュラシック・ワールド』で、ヒロイン・クレア(ブライス・ダラス・ハワード)のおいで、弟のグレイ(タイ・シンプキンス)と一緒にジュラシック・ワールドにやって来る、お年頃の兄ザックを演じた。
ニックは1995年3月22日生まれ、アメリカ出身の27歳。ディズニー・チャンネルの映画『フレネミーズ』(2012)でゼンデイヤらと共演、少年たちの青春映画『キングス・オブ・サマー』(2013)に主演などしたのち、『ジュラシック・ワールド』のザック役に抜てきされた。
同時期には『スタンド・バイ・ミー』のロブ・ライナー監督が息子の実体験を基にした『ビーイング・チャーリー』(2015)で薬物依存症の主人公を演じ、SF映画『フィフス・ウェイブ』(2016)でクロエ・グレース・モレッツと共演している。
その後も『エブリシング』(2017)でラブストーリーに挑戦し、『Love, サイモン 17歳の告白』(2018)では周囲にカミングアウトできずにいるゲイの主人公を好演。同作はスピンオフドラマ「Love, ヴィクター」まで作られる人気作になった。
さらに『シャドウ・イン・クラウド』(2020)ではクロエ・グレース・モレッツと再び共演。ディズニープラスで配信中のドラマ「ティーチャー」(2020)ではケイト・マーラ(女優ルーニー・マーラの姉)ふんする女性教師と禁断の恋に落ちる男子高校生を演じるなど、作品の幅を広げている。
昨年は『シルクロード.com -史上最大の闇サイト-』(2021)で違法薬物などを匿名で売買できる闇サイトを立ち上げる若者にふんしたほか、Netflixのドラマ「メイドの手帖」(2021)で酒に酔っては暴力的になる、主人公アレックスの元恋人ショーン役を務めて、また新たな顔を見せた。アレックス役のマーガレット・クアリーとはスリラー映画『ストレンジ・アフェア』(2019)でも共演した。
今後も「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のミリー・ボビー・ブラウンが主演するNetflixのファンタジーアドベンチャー映画『ダムゼル(原題) / Damsel』に出演が決まっており、ここからさらにどんな俳優に成長していくのか楽しみだ。(編集部・中山雄一朗)