サム・メンデス監督『エンパイア・オブ・ライト』来年2月公開 予告編にオリヴィア・コールマン、コリン・ファースら
『007 スペクター』『1917 命をかけた伝令』などのサム・メンデス監督の新作『エンパイア・オブ・ライト(原題)』が、2023年2月に日本公開されることが決定し、オリヴィア・コールマン、マイケル・ウォード、トビー・ジョーンズ、コリン・ファースら主要キャストが登場する予告編も公開された。
本作は、1980年のイギリス南岸の静かなリゾート地を舞台に、そこに生きる人々の絆と、映画と映画館という魔法を描くラブストーリー。監督・脚本を、『アメリカン・ビューティー』(1999)がアカデミー賞で作品賞・監督賞を含む5部門に輝き、『1917 命をかけた伝令』でも監督賞・脚本賞にノミネートされたサム・メンデスが務めた。本作を「最も個人的な思いのこもった作品」と語っている。
主人公ヒラリーを演じるのは、『女王陛下のお気に入り』(2018)でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、『ファーザー』(2020※助演女優賞)、『ロスト・ドーター』(2021※主演女優賞)で2年連続アカデミー賞にノミネートされた英国の名女優オリヴィア・コールマン。共演に、ジェームズ・マカヴォイ、トム・ホランドらスターの登竜門とされる英国アカデミー賞ライジング・スター賞を受賞したマイケル・ウォード。さらに、『英国王のスピーチ』(2010)でアカデミー賞主演男優賞を受賞したコリン・ファースのほか、トビー・ジョーンズ、ターニャ・ムーディ、トム・ブルック、クリスタル・クラークらが名を連ねる。
撮影監督は、メンデス監督の『ジャーヘッド』(2005)『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』(2008)などで度々組み、15度ものアカデミー賞ノミネートを誇り、『ブレードランナー 2049』(2017)、『1917 命をかけた伝令』(2019)で同賞に輝いた名カメラマン、ロジャー・ディーキンス。
本作は、9月8日から開催のトロント国際映画祭でのスペシャル・プレゼンテーションに続き、10月12日に母国イギリスでのロンドン映画祭特別上映も決定している。(編集部・石井百合子)
映画『エンパイア・オブ・ライト』は2023年2月よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開