J・K・ローリング、ハリポタ同窓会番組に不在だった理由「出たくなかったから」
シリーズ第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』の公開から20年を記念し、豪華キャストや監督たちが再集結した同窓会番組「ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ」。同番組には原作者であるJ・K・ローリングが出演しておらず、憶測を呼んでいた。その件について、ローリング本人が Virgin Radio UK のラジオ番組「The Graham Norton Radio Show with Waitrose」に出演し、沈黙を破った。
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ローリングは近年、トランスジェンダーの人々に対するコメントで物議を醸しており、パブリックイメージが悪化。大きな騒動となり、ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリントら『ハリー・ポッター』シリーズのキャストたちはトランスコミュニティに対するサポートを表明するに至っていた。
だからこそ、同窓会番組「ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ」に呼ばれなかったのではと推測されていたが、ローリングは「実際はそうじゃない」とコメント。「出演するように頼まれたわ。そして、わたしが参加したくないと決めた。あの番組は、本というよりも映画についてのものだと思った、当然のことながらね。誰も『出るな』と言わなかった。頼まれたけど、わたしが出ないと決めたの」と続けた。
EW.comは以前、ローリングは番組に招待されたものの、彼女のチームが「(番組には)かつてのインタビューでのコメントだけで十分」だと決めたと報じていた。ローリングは今年3月、脚本を担当した映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』のワールドプレミアで久々に公の場に姿を現したが、Varietyによると、イベントでは報道陣の取材や、映画のキャストとのグループでの写真撮影には応じなかったという。(朝倉健人)