今年のパルムドール受賞作、ヒロインが急死 32歳
南アフリカ出身のモデルで女優のチャールビ・ディーンさんが現地時間29日、ニューヨークで死去した。32歳だった。
ディーンさんの広報によると、死因は予期せぬ急病とのこと。それ以上の情報については明かされていない。
ディーンさんは、第75回カンヌ国際映画祭で最高賞にあたるパルムドールを受賞した映画『トライアングル・オブ・サッドネス(原題) / Triangle of Sadness』でヒロイン役を務めたことで脚光を浴びた女優。スウェーデンの鬼才リューベン・オストルンド監督が手掛けた同作は、超富裕層向けのクルーズが沈没し、無人島に閉じ込められてしまったファッションモデルのセレブカップル(ディーンさんとハリス・ディキンソン)を含む生存者たちの姿を描く風刺コメディーだ。
『トライアングル・オブ・サッドネス(原題)』以前には、DCコミックスを基にしたテレビドラマ「ブラックライトニング」などへの出演で知られていた。(朝倉健人)