同じ顔の男が次々と現れるトラウマ必至の狂夢…A24製作『MEN』12月公開決定
『へレディタリー/継承』『ミッドサマー』で知られる気鋭スタジオ・A24が製作し、SFスリラー『エクス・マキナ』のアレックス・ガーランドが監督&脚本を務めた映画『MEN(原題)』が、『MEN 同じ顔の男たち』の邦題で12月9日に日本公開されることが決定し、特報映像が公開された。
【動画】謎の男が奇声を上げて走ってくる…『MEN 同じ顔の男たち』特報
主人公は、夫の死を目撃してしまった女性ハーパー。心の傷を癒すため、イギリスの田舎街を訪れたハーパーは、豪華なカントリーハウスの管理人ジェフリーと出会う。彼女は街へと繰り出すと、少年や牧師、警察官など出会う男たち全員がジェフリーと全く同じ顔であることに気づく。やがて不穏な出来事が連鎖し、“得体の知れない恐怖”が徐々に正体を現し始める。
特報は、ハーパーが田舎街へやってくるシーンからスタート。散策中に見つけた廃トンネルに響き渡る彼女の声と、不気味な声を上げながら迫ってくる謎の男、木から落下する大量の林檎に、恐ろしい叫びと共に襲い来る何かなど、正体不明の恐怖が連続する。
第75回カンヌ国際映画祭で本作の上映が行われると、衝撃的な展開に度肝を抜かれる観客が続出。ラストに向けて展開する怒涛の20分はトラウマ必至と言われており、『ベイビー・ドライバー』などを手がけたエドガー・ライト監督は「熱を帯び、眩暈(めまい)を誘うアレックス・ガーランド監督の『MEN』は最高だった。想像を超える役者たちの演技と目を見張るVFXも見逃せない!」と絶賛している。
過去のトラウマや同じ顔の男たちと対峙する主人公を演じたのは、『ロスト・ドーター』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたジェシー・バックリー。次から次へと現れる同じ顔をした男たちを、『007』シリーズのビル・タナー役で知られるロリー・キニアが怪演している。(編集部・倉本拓弥)
『MEN 同じ顔の男たち』は12月9日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開