関口メンディーー、ドラマ初主演で共演者を前に涙 感謝の気持ちを手紙に
関口メンディーー（GENERATIONS from EXILE TRIBE・EXILE）が12日、都内で行われたABEMAオリジナルドラマ「覆面D」の配信決定プレミアイベントに出席し、共演者たちに感謝の気持ちをつづった手紙を読み、感極まる一幕があった。
本作は現代の高校生たちが直面している社会問題と、それに向き合い続ける教師を描く完全オリジナルストーリーの連続ドラマ。関口は教育困難校で、さまざまな問題に直面する生徒たちを前に、諦めず、体を張って向き合う熱血高校教師を演じる。会見には関口のほか、共演の水沢林太郎、秋田汐梨、曽田陵介、紺野彩夏、武知海青（THE RAMPAGE from EXILE TRIBE）、酒井若菜も登壇した。
本作がドラマ初主演作の関口は、座長として「現場の雰囲気とか自分が率先してつくらないといけないなって、そこはすごく意識しました」と主演の責任感を感じたといい、「みんなと積極的に話をしたり、コミュニケーションをとることでより撮影もスムーズにいくし、みんなが『頑張ろう』ってなるような雰囲気になってくれる」と共演者とのコミュニケーションを積極的に取ることに力を入れたとのこと。それに対して共演者も協力的だったといい、「みんな、それぞれが現場を盛り上げてくれていたので、心強くて頼もしかった」と感謝の気持ちを述べる。
関口が出演者らの撮影の合間の姿をスケッチしていることもあったといい、「最近絵を描くんですけど、みんなが楽しそうにしているのを見ると、美しかったり、尊いなって思えたりして、これを残したいなって気持ちになったんです。いい光景でした」と説明する。さらに、この日、そんな自分を支えてくれた共演者らに向け、感謝の気持ちを込めた手紙を用意。壇上で自ら読み上げて発表する演出も行った。
その中で、共演者に対して、「なぜこんな僕の主演作品に出てくれたんですか？」と問いかけ、「普段『なんとかメンディーー！』とか言っている変な僕が主演の作品に出てくれたその勇気、それがものすごく嬉しいです。みんなは『覆面D』という船に一緒に乗ってくれた勇者でありヒーローです」とコメント。「僕は座長としてみんなのその勇気に絶対応えたいな、全体無駄にしたくないなと思った」と撮影時の胸中を明かす。
その上でメンディーーは「だから座長として決めたことがあります」と述べ、「ひとつ目は皆さんが『覆面D』に出てよかったと思ってもらえるようにする、二つ目はこの作品を今年一番のドラマにする、三つ目は本作を通じて1人でも多くの人の背中を押すこと」と三つの誓いを立てたといい、「そのためにはこの作品を素晴らしいものにしないといけない」と撮影現場の雰囲気づくりに力を注いだとのこと。だが、途中からその感情もどうでもよくなったといい、「ただただみんなのことが好きになった。話したい、一緒にいたい気持ちだけで話しかけるようになっていた」と心境の変化があったことも紹介。
「みんなを知る過程で自分が本当に教師になったような気になったりもしました。実は僕はかつて教師になりたいという夢を持っていたことがありました。少し遠回りしたけど、夢が叶いました。僕の夢を叶えてくれてありがとうございます」と共演者に頭を下げ、その後感極まって涙を見せる。「でも、また新しい夢ができました。それは作品を通してみなさんを勇者にすること。そして今作で触れられているような、今、大変な思いをしている人たちの背中を1人でも多く押すこと。次の夢は大変です」とにっこり。
この手紙の内容に水沢は思わず感極まってもらい泣き。「メンディーーさんは所々で僕らを感動させてくださったり、励ましてくれたりする言葉をかけてくれるんです。現場で配慮ができる、優しくて、愛される人。そんな人と共演できて本当に良かったです」と共演者を代表してメンディーに感謝の気持ちを伝えていた。（取材・文：名鹿祥史）
ABEMAオリジナルドラマ「覆面D」は10月15日、夜10時より「ABEMA」にて放送