最悪な日常を飛び出せ!A24が放つ青春ガールズムービー『ネバー・ゴーイン・バック』12月公開
『へレディタリー/継承』『ミッドサマー』などで知られるA24が配給を手掛けた映画『Never Goin’ Back』(原題)の邦題が『Never Goin’ Back/ネバー・ゴーイン・バック』に決定し、2022年12月よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国順次公開されることが決定した。
本作は、2018年のサウス・バイ・サウスウエスト映画祭でゲームチェンジャー賞にノミネートされた青春ストーリー。高校を中退した親友同士のアンジェラとジェシーは、兄とその友人と4人で共同生活を送っているが、バイト三昧の日々でも家賃を払うのがやっとの極貧生活を送っている。ジェシーの誕生日に1週間のビーチリゾートのバカンスをプレゼントしたいアンジェラは、二人分の夢のチケットを購入。不足分の家賃を稼ぐために無茶苦茶な追加シフトを入れるも、家に泥棒が入り、兄のせいで刑務所に入れられ、はたまた誤って大麻入りクッキーを食べてハイになってしまう……。
主演を務めるのはマイア・ミッチェルとカミラ・モローネ。マイアはディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー『ティーン・ビーチ・ムービー』や、ティモシー・シャラメ主演の『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』などに出演するオーストラリア出身の若手俳優。また、カミラはアル・パチーノの継娘で、ファッション誌「VOGUE」の表紙も飾るモデルで、ブルース・ウィリス主演の『デス・ウィッシュ』などで知られる。最近ではレオナルド・ディカプリオとの破局報道が記憶に新しい。
監督のオーガスティン・フリッゼルは女優として15年以上ものキャリアがあるが、本作で長編映画監督デビューを果たした(続く2作目はNetflixで配信中の『愛しい人から最後の手紙』)。テキサス州ダラスで育った彼女は、15歳で両親に捨てられたも同然で、毎月の家賃の当てもなく、友人と一緒に困難な暮らしを送ってきたことから本作の着想を得ている。夫で映画監督のデヴィッド・ロウリー(『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』『さらば愛しきアウトロー』など)と出会い、短編映画を制作するようになり、あの暗黒時代を笑い話に変えようと本作を撮影したという。(編集部・大内啓輔)