「クロサギ」に山本耕史&坂東彌十郎!山本は人たらしの“シロサギ”、坂東は最大の敵に
平野紫耀(King & Prince)主演の10月期TBS金曜ドラマ「クロサギ」(毎週金曜夜10時~)に、俳優の山本耕史と歌舞伎俳優の坂東彌十郎が詐欺師役で出演することが明らかになった。本作は、詐欺によって家族を失った主人公・黒崎(平野)が詐欺師を騙す詐欺師=クロサギとなって敵を探し出し打倒していく物語で、山本は黒崎と意外な関わりを見せていく人たらしの詐欺師・白石陽一に、坂東は黒崎の最大の敵である大物詐欺師・御木本にふんする。
2003年から2013年にかけて連載された黒丸・夏原武による漫画「クロサギ」シリーズを原作とする本作。2006年に山下智久主演で連続ドラマ化されているが、2022年版では全42巻で完結した漫画シリーズをドラマ化。2022年現代の日本が舞台となる。これまで主人公・黒崎高志郎役の平野をはじめ、ヒロインの検事志望の大学生に黒島結菜、その父に船越英一郎、黒崎の師匠的な存在である詐欺師界のフィクサーに三浦友和が決定している。
映画『シン・ウルトラマン』の外星人メフィラス役も記憶に新しい山本が演じる白石は、大企業のみを標的とする「シロサギ」。人当たりが良く、詐欺師に最も必要な人から信頼されるスキルがずば抜けている。しかし実際は何を考えているか分からないクセ者だ。「シロサギ」を標的とする黒崎にとって白石は敵となる存在だが、2人にはある共通点があり、意外な関わり方をしていく。山本がTBS連続ドラマに出演するのは、2020年10月クールの「この恋あたためますか」以来。
その山本も出演している大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で主人公(小栗旬)の父・北条時政を演じ、注目を浴びる坂東が、黒崎が父の仇として追う大物詐欺師・御木本に。御木本は黒崎の父に詐欺を仕掛けた張本人で、警察関係者にもその名が知れ渡っている。黒崎が「シロサギ」の情報を買っている桂木敏夫(三浦友和)とも懇意にしているようだが、その正体は謎に包まれており、黒崎VS御木本の決着は本作の大きな見どころになる。坂東にとってTBSドラマへの出演は、2020年放送の「MIU404」(ゲスト出演)以来となり、同局連続ドラマのレギュラー出演は今回が初。
山本、坂東のコメントは下記の通り。(編集部・石井百合子)
山本耕史(白石陽一役)
一癖も二癖もある役を演じた2022年。何だか巷では「胡散臭い俳優・山本耕史」と言われている模様……。そこにTBSからのドラマオファー! どんな役だ?! また胡散臭いのか?! いやそんなハズはない! もう胡散臭い役なんてそうそう無い! 今年の締め括りとして、最後に正直者の役なのか?! そんな意気込みで今回のドラマに参加!
僕「で、どんなカッコいい役柄ですか?」
TBS「大企業相手に詐欺を仕掛ける、凄腕詐欺師です!」
僕「……えっとタイトルは?」
TBS「クロサギです」
僕「……」
先にドラマのタイトルを聞いとくべきだった……。
坂東彌十郎(御木本役)
現代劇ドラマの経験が少ない私にオファーをくださったことに少々驚き、またうれしくも思っております。私の演じる御木本は、主人公のクロサギが復讐をする為にずっと追い続けている、物語の中で重要な役どころ。現場の皆さんのお力を借りながら、とことん憎まれ続けていけるようにしっかりと勤め上げたいと思っています。クロサギと御木本の騙し合いを是非お楽しみください。