小出恵介、結婚の予定はなし 主演映画で5年ぶり舞台あいさつ「感慨深い」
俳優の小出恵介が20日、TOHOシネマズ日比谷で行われた主演映画『Bridal, my Song』完成披露試写会に出席。約5年ぶりとなる映画の舞台あいさつとなった小出は「またこうして映画の完成披露の場に立たせていただけること、感慨深く思っています」と神妙な面持ちで語っていた。イベントには渡辺大、大水洋介、新実芹菜、板橋基之監督、今野秀尊エグゼクティブプロデューサー、音楽監督を務めたミッキー吉野も参加した。
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本作は、昭和、平成、令和の時代に新しい発想でブライダル業界に革新をもたらしたウエディングプランナー界の第一人者の挑戦を映画化。小出は多様化する日本のブライダル業界を支えた男・今田秀を、昭和55年、平成5年、そして令和2年という3つの時代パートで演じた。
やや緊張した面持ちで登壇した小出は、満員の客席を見つめ「おそらく観客の前に立つというのは、5年ぶりですかね」と語ると「またこうして映画の完成披露という場に立たせていただけること、感慨深く思っています」とあいさつ。
今回のオファーについて、板橋監督は「今回の作品の主人公は、社長としてみんなを引っ張っていく役。誰がいいかなと思っていた時、過去のドラマや映画を観ていて、小出さんがリーダー的な役をやっていることが多いなと感じ、プロデューサーに提案したんです」と明かすと、小出は「大きな驚きと共にとても嬉しかった」と率直な感想を述べ「僕自身、慣れ親しんだ神奈川県横浜が舞台となっているので、なにか不思議な縁を感じました」と語っていた。
小出が演じた今田は、ブライダルに人生をかける役。「僕はまだ結婚式を挙げたことはないのですが、この作品に関わらせていただき、その大切さを実感しました。結婚式は、人生で一番素敵になれる日という捉え方もできる。それを作る仕事は素敵だなと思いました」と語ると、司会者から「結婚のご予定は?」と質問が。小出は驚いた表情を浮かべつつも「ないですね」と回答すると「でも結婚願望はあります。結婚したいです」としみじみ。
一方、そんな小出の発言に渡辺は「そういって3日後とかに結婚発表したら怒りますよ」と突っ込みを入れると、自身の結婚式について、妹で女優の杏が、仕事も忙しく結婚式を挙げることに消極的だった渡辺の背中を押して、結婚式の段取りをしてくれたと振り返っていた。(磯部正和)
映画『Bridal, my Song』は9月30日より全国公開