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その笑顔を見たら死…ホラー映画『スマイル』大ヒットでV2

全米ボックスオフィス考

宣伝もバズった! - 映画『スマイル』がV2
宣伝もバズった! - 映画『スマイル』がV2 - Amy Sussman / Getty Images

 先週末(10月7日~10月9日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ホラー映画『スマイル(原題) / Smile』が興行収入1,846万1,772ドル(約27億円)で2週連続となる首位に輝いた。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル145円計算)

【動画】ヤバすぎる笑顔…『スマイル(原題)』海外版予告編

 『スマイル(原題)』は、患者が奇妙な笑顔のまま自殺したのを目撃してから、説明のつかない恐ろしい出来事を経験し始める精神科の医者の姿を描いたホラーだ。前週比はわずか18.3%ダウンで、これは今年公開された映画の2週目のキープ率としては最良。2週目の落ちが激しいホラー映画というジャンルにおいても、歴代最良の記録となった。1,700万ドル(約25億円)という製作費で、世界興収はすでに9,235万6,434ドル(約134億円)を稼ぎ出している。

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 パラマウントはもともと同作を配信サイトParamount+でリリースする予定だったが、テスト試写が好評だったことから劇場公開へと方針転換。“恐ろしい笑み”を顔に張り付けた俳優を野球の試合にまぎれ込ませるなど、奇抜な宣伝も大きな話題となり、映画会社の戦略がずばりとハマった好例となった。

 『スマイル(原題)』が好調をキープした一方で、初登場組は苦戦を強いられた。児童書「ワニのライル」シリーズを実写ミュージカル映画化した『ライル、ライル、クロコダイル(原題) / Lyle, Lyle, Crocodile』は興収1,140万1,182ドル(約17億円)で2位、デヴィッド・O・ラッセル監督の新作『アムステルダム』は興収644万4,896ドル(約9億円)で3位デビュー。製作費はそれぞれ5,000万ドル(約73億円)、8,000万ドル(約116億円)であることを考えれば、その厳しさがわかるはずだ。ラッセル監督の『アムステルダム』にはクリスチャン・ベールマーゴット・ロビージョン・デヴィッド・ワシントンクリス・ロックアニャ・テイラー=ジョイテイラー・スウィフトラミ・マレックロバート・デ・ニーロら豪華キャストが集っていた。(編集部・市川遥)

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10月7日~10月9日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『スマイル(原題) / Smile』
2(初)『ライル、ライル、クロコダイル(原題) / Lyle, Lyle, Crocodile』
3(初)『アムステルダム』
4(3)『ザ・ウーマン・キング(原題) / The Woman King』
5(2)『ドント・ウォーリー・ダーリン
6(4)『アバター:ジェームズ・キャメロン 3Dリマスター
7(7)『バーバリアン(原題) / Barbarian』
8(5)『ブロズ(原題) / Bros』
9(10)『トップガン マーヴェリック
10(初)『テリファー2(原題) / Terrifier 2』

Smile | Official Trailer (2022 Movie) » 動画の詳細
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