横浜流星の新境地!『ヴィレッジ』に黒木華、古田新太、奥平大兼、作間龍斗ら
俳優・横浜流星が藤井道人監督と5度目のタッグで新境地に挑んだ映画『ヴィレッジ』に、黒木華、古田新太、中村獅童、一ノ瀬ワタル、奥平大兼、作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、杉本哲太、西田尚美、木野花ら豪華キャストが集結していることが明らかになった。
『新聞記者』や『余命10年』の藤井監督がオリジナル脚本で挑んだ本作は、「村」という閉ざされた世界に、現代社会の闇を投影した異色のサスペンス・エンターテインメント。横浜が演じたのは、過去のある事件によって村中から蔑まれ、母親が作った多額の借金返済のためにゴミ処理施設で不法投棄を強制させられるどん底の日々を送っている主人公・片山優。暗く深い闇を抱え、無精髭を生やして「薪能」を虚ろな表情で見つめる闇落ちした横浜の姿は今回公開された特報映像で確認でき、まさに新境地と呼ぶにふさわしい名演が期待できそうだ。
上京したものの再び村に戻り、優に手を差し伸べる幼なじみの中井美咲役は黒木華、村長・大橋修作役は古田新太、大橋修作の弟で、幼い頃に優や美咲に能を教えていたが、ある事件をきっかけに村を出た大橋光吉役は中村獅童だ。
そのほか、村長の息子という権力を傘に、ゴミ処理施設で働く大橋透役は一ノ瀬ワタル、借金返済のため、優と共にゴミ処理施設で働く青年・筧龍太役は奥平大兼、人とコミュニケーションを取るのが苦手で内気な性格の美咲の弟・中井恵一役は作間龍斗、ゴミ処理施設を使って不法投棄を行い、影で村を牛耳るヤクザ・丸岡勝役は杉本哲太、ギャンブルに溺れて多額の借金を抱える優の母親・片山君枝役は西田尚美、村長を代々務めてきた大橋一族の母として絶大な権力を持つ大橋ふみ役は木野花が務めている。(編集部・市川遥)
横浜流星コメント
京都で1ヶ月オールロケをしたことにより、作品に集中して優として生き、すごく良い環境の中で撮影できました。何度も何度も書き直して、愛のある最高な脚本を作り上げてくれた監督には感謝しています。実際に完成された脚本を見たときに、村社会というものに共感しやすくするために現代社会に置き換えていたり、その中で能や環境問題だったり、その要素が入ることによって今までに見たこともない挑戦的で考えさせられる人間ドラマになっていると感じ、自分自身も今回この作品で能や環境問題に触れることができ、そして登場人物の言葉などにとても考えさせられました。能は伝統芸能であり、自分の内面と向き合い自分なりに受け止めるそうです。解釈に正解、不正解は無くそれぞれの答えが出るものです。今回の作品はまさにそうで、皆さんがどう感じるのか楽しみですし、何か心に感じたことを大事にしてほしいです。監督と出会って7年。お互い切磋琢磨して、少しずつ力をつけて、このタイミングで今回主演を務めさせて頂き、素晴らしいキャスト、スタッフの皆様と作品作りができ、得るものがたくさんあり、宝物のような時間を過ごせました。お楽しみに!
奥平大兼コメント
流星さんとはこの作品のクランクイン前に1度だけお会いしたことはあったんですけど、お芝居を直接見たことがなくて、今回実際にお芝居を一緒にやって、改めてすごい先輩だなと感じました。すごくかっこいいし優しかったし、駄目なとこないじゃんと、これはちょっと惚れちゃうと思いました。藤井監督は、全て答えを持っていて、すごく心強かったし、だからこそ藤井監督からこういう風にしてみてと言われたら素直に納得できました。自分が疑問に思うようなことが1回もこの現場でなくて、今までにないような感覚でした。先輩の流星さんや沢山の役者さんたちがどういうお芝居をしてるのか、藤井監督が映画としてどういう風に成り立たせるのかなっていうのは、今までとは違う気になり方をするような現場だったので、この映画がどういう風に出来上がるのか楽しみです。
作間龍斗コメント
監督がきちんと言葉にして伝えてくださる方だったので、なるべく応えられるよう努力しました。すごい俳優さんたちに囲まれて、すごいスタッフさんたちに囲まれてやってるんだなと、緊張しましたが、ありがたい体験をさせて頂きました。映像とか綺麗すぎて、これ全部繋がったらすごいだろうなと思いましたし、すごい作品に出演しているなって思いながら撮影していたので公開が楽しみです。