品川ヒロシ監督×井口達也が再タッグ!人気コミック「OUT」実写映画化決定
品川ヒロシ監督が井口達也原作の人気コミック「OUT」を実写映画化し、2023年に劇場公開されることが決定した。
原作者の井口と品川監督は中学からの友人で、品川監督が長編映画監督デビューを果たした『ドロップ』も井口の同名コミックが原作となっており、本作は井口の青年時代を詰め込んだ実録物語となる。『ドロップ』の主人公である“狛江の狂犬”こと井口達也。本作では、少年院から出所した17歳の達也が、西千葉で焼肉店を営む親戚に引き取られることとなった。しかし、出所初日に暴走族・斬人副総長の安倍要とタイマンでケンカをしてしまう。ケンカには勝ったものの、少年院に戻りたくない達也と、負けたことを知られたくない要は、このケンカを秘密にすることで合意し、このことをきっかけに2人は交流を深めることになる。
さらに、2023年の撮影開始を前に、メインキャラクターのオーディション開催が決定した。品川監督は、「若い役は若い時にしか出来ない。出演してくれる役者にとって、それ自体が若かりし日の思い出になるような作品にしたい。熱量の高い人を待っています」とオーディションへの意気込みを語った。あわせて、『ドロップ』に出演したピースの綾部祐二も「日本にいる時に長年品川さんの側近だった僕から、皆さんに品川監督の攻略法を内緒でお伝えします。監督は、男女関係なく『昔から大好きです』という言葉に弱いです。これをオーディションにてどれだけナチュラルに挟み込めるかが鍵です。ロサンゼルスから応援しています」とコメントを寄せた。(今井優)
品川ヒロシ監督と原作者・井口達也のコメントは以下の通り。
監督・脚本:品川ヒロシ
Q:映画化までの経緯は?
原作者の井口達也は、僕が自身の体験を元に書いた小説「ドロップ」に出てくる井口達也のモデルになった人物で、僕の中学からの友人です。
狛江を出てからはしばらく会っていませんでしたがドロップをきっかけに再会。見た目はサンドウィッチマンの伊達ちゃんをイカつくした感じの彼と再び飯を食ったり酒を飲んだりする仲になりました。
彼が原作を書いた直後から「品川が監督で映画にしたい」とずっと言ってくれていて、この度やっと実現することとなりました。
Q:原作コミックについて。
僕が狛江を出た後の井口達也の物語。
漫画は本当に絵がうまくて、キャラクターがみんな魅力的で、アクションシーンも引き込まれました。
Q:本作の魅力は?
少年院から出てきて、喧嘩をしてしまえば人生OUTになってしまう井口達也が、暴走族の抗争に巻き込まれていくという話です。ドロップでは目があっただけで喧嘩をしていた男が我慢の連続。果たして最後まで我慢出来るのか!? というようなストーリーです。
Q:撮影を前にしての意気込みは?
コミックにあるキャラクターの魅力を活かしつつ、見ていて興奮するようなアクション映画にしたいです。
Q:オーディションへ参加される皆様へのコメントは?
当たり前ですが、若い役は若い時にしか出来ない。
出演してくれる役者にとって、それ自体が若かりし日の思い出になるような作品にしたいので、とにかく熱量の高い人を待っています。
Q:劇場公開を待つ皆様へメッセージをお願いします。
日頃の鬱憤を吹き飛ばすようなアクション映画にしたいと思っていますので、お楽しみに。
原作:井口達也
Q:映画化のお話を聞かれた際のお気持ちは?
素直に嬉しかった。応援してくれている皆へ早く伝えたくて苦しかった。ブログの読者と映画化を目標にやって来たからね。重い扉が一つ開いた感じ。
Q:品川ヒロシ監督について。
お笑い芸人としても、映画監督としても、ヒロシの大ファンだ。
あいつは昔からほんと何も変わらない。プライドの高さも才能も天下一品!嫌われ方も天才だと思う(笑)。
ヒロシが監督を引き受けてくれたおかげで、喜んでくれる人が大勢いる。ヒロシありがとうな!
Q:本作の魅力は?
外側にはみ出た若者達の世界が生々しくリアルに描かれているのが一番の魅力だと思う。
原作漫画でも、血の匂い、悦び、時には絶望的な痛みや、感情が一線を超える瞬間がリアルに表現されてきた。人の温もりも含めて、登場人物の息遣いがすぐそこで聞こえるような世界観に惹かれる。漫画を描いてくれたみずた先生は、まさに鬼才だと思う。
Q:撮影を前にしての意気込みは?
品川ヒロシ監督に全幅の信頼をおいているので、俺はヒロシ監督のサポートに徹して見守るつもりだよ。なんて言いながら、チョイ役で使ってくれないかなぁ…なんて薄~い期待も。ヒロシ! よろしく!
Q:重要キャラクターのオーディションが行われます。参加される皆様へのコメントをお願いします。
オーディションを受けてくれてありがとう御座います。感謝しかありません。
表の世界と裏の世界は、壁で仕切られてはいません。自己責任で行き来自由。そんな危うい世界から戻れなくなる奴も大勢いたのが現実です。見た目は怖くても、どこかに弱さも併せ持つ普通の人間が、もがきながら、手探りで生きる世界でした。
皆様の活躍を期待しています!良い作品へとどうか育てて下さい!
Q:劇場公開を待つ皆様へメッセージをお願いします。
品川ヒロシ監督作品が観たかったー!
俺と同じ思いの人は大勢いるはずだ。
原作漫画のファンの方はもちろん、沢山の方に観て貰えたらと思います。
原作漫画の生々しい世界観を、品川監督がどう昇華させるのか。
あの日の暴走族の集会を思い出す…!公開日は劇場にみんな大集合ー!