窪塚洋介『Sin Clock』公開決定!邦画長編映画単独主演は18年ぶり
窪塚洋介が主演を務める映画『Sin Clock』が2月10日より公開されることが決定し、あわせて謎めいた10点のティザービジュアルが公開された。窪塚が邦画長編映画に単独主演するのは、深作健太監督作『同じ月を見ている』以来18年ぶりとなる。
【画像】謎めいた10点の『Sin Clock』ティザービジュアル
本作は、最低の人生を生きる男たちが、思いもよらぬ偶然の連鎖に導かれ、たった一晩の人生逆転計画へ挑むさまをスリリングに描いたサスペンス・ノワール。監督・脚本を務めるのは、ヒューストン国際映画祭、ニース国際映画祭など、国内外で高い評価を得ている新鋭・牧賢治監督で、本作が商業映画デビュー作となる。窪塚は、理不尽な理由で仕事や家族を失い、ふつふつと社会への怒りを溜め込むタクシードライバーの高木信司を演じる。タイトルのSin Clock(読み:シンクロック)とは、罪なる時計の意味。
あわせて公開された10点のティザービジュアルは、煙草をくゆらしながら遠くを見つめる、窪塚演じる主人公のほか、裏路地をそぞろ歩く「3人の男」たち。「3時33分」を指したまま棄てられた腕時計。「ある法則」に則って種子が配列される「ひまわり」。意味深に曇天を飛ぶ「飛行機」。闇夜に整然と並ぶ「3台のタクシー」と、車列を見つめる「謎めいた男」の後ろ姿など謎めいたデザインが印象的な仕上がりになっている。そして、すべてに「この偶然は、敵か味方か。」のコピーが添えられている。(今井優)
窪塚と牧監督のコメントは以下の通り。
窪塚洋介/高木信司役
同い年の才能あふれる監督/脚本の牧くん、プロデューサーにサイバーエージェントの藤田さん、オール関西ロケ。台本の面白さもさることながら座組みがとても魅力的で、本読みでメインキャストに会ってみてそれがより手応えとなって顕れ、現場ではひたむきな若い関西人スタッフ達や魅力的なキャストと良き仕事が出来ました。
自信をもってお見せできるオリジナル作品になったと思います。牧監督の商業映画デビュー作であり、窪塚洋介の久々の主演映画です。是非ゼヒ銀幕でご覧ください。
牧賢治/監督・脚本
【Sin Clock(罪なる時計)】/【Synchronicity(シンクロニシティ)】。
綿密な犯罪計画(時間軸)に、不思議な偶然の一致(シンクロニシティ)が絡み合いながらストーリーが展開してくサスペンス・ノワールです。なんとも不思議な話なのですが、この映画を撮る前、撮っている最中にも、ただの偶然とは呼べないシンクロニシティが毎日のように起きました。主演の窪塚さんも撮影中「いま、映画の神様が観に来てるね。」と仰っていたほどです。
本作では、バイオレンスや艶やかなシーンを含みつつも、痛快で小気味よいエンターテインメント感を大切に撮影を行いました。ひとつひとつのシーンの裏側に隠された意味も探りながら、ぜひ何度もお愉しみいただきたく思います。