インド映画『RRR』驚異のシンクロ率!超高速ナートゥダンスシーン公開
先週から日本公開がスタートした、大ヒットインド映画『バーフバリ』シリーズを生んだS・S・ラージャマウリ監督の最新作『RRR』(アールアールアール)から、主人公たちが、ハイレベルな超高速ダンスで魅せる「ナートゥダンス」シーンが公開された。
『RRR』は、英国植民地時代のインドを舞台に、2人の英雄の友情と戦いを描くスペクタクル超大作。イギリス軍に連れ去られた村の娘を奪還するため首都デリーに潜伏するゴーンド族のリーダー・ビーム(N・T・ラーマ・ラオ・Jr/NTR Jr.)と、ある大義を胸に秘め英国政府に忠誠を誓う警察官ラーマ(ラーム・チャラン)。お互いの素性を知らぬまま出会った2人が、使命と友情の狭間で葛藤しながら火花を散らす。
少年の命を救う運命的な出会いによって友情と信頼を深めた2人は、ある日、ビームが一目惚れした白人女性を助け、そのお礼にイギリス総督府で開催される社交クラブのパーティーに誘われる。公開された本編映像には、そのパーティーに参加したラーマとビームが、心躍る歌とハイレベルの激ムズダンスをキレッキレに披露している姿が収められている。
NTR Jr.とラームは、ダンスの巧さにも定評があり、その高速ダンスは一度観たら中毒になること必至。合成ではないかと目を疑いたくなるほど息もピッタリだ。ラージャマウリ監督は「2人の振り付けがズレることなく、ピタッと合ってシンクロしている姿をみせたかったのです。1人が手を動かしたら、もう1人の手も同じ高さで手をあげ、その姿が同じアングルで収まってほしい。すべてを同じようにみせたかった」と語っており、その驚異のシンクロ率にも注目だ。本作の撮影は、インドをはじめ、オランダ、ブルガリアなど世界を股にかけて行われており、このミュージカルシーンは、ウクライナのマリア宮殿で撮影されたという。
ダンスだけでなく、常識を超越したアクションと、一国の命運を左右する男たちの熱い友情物語に 一瞬たりともテンションの下がらない本作。著名人からも熱いコメントが寄せられており、デヴィ・スカルノ夫人は「このようにすさまじい映画を見た事はない! 始めから終わりまで息もつかさず見てしまった」、俳優・武道家の藤岡弘、は「インド映画界総力を込めた伝統的な民族力の結集が、圧倒的迫力で押し寄せる。2人の勇者の思わぬ展開 壮大なロマン溢れる物語である。合掌、 藤岡弘、」、『るろうに剣心』などの大友啓史監督は「前作『バーフバリ』はまさかこの映画のためにあったのか。『RRR』、日本上陸。踊らにゃ損損(笑)」と絶賛。
「メタルギア ソリッド」「DEATH STRANDING」などのゲームクリエイター・小島秀夫監督も「共に踊り、笑い、殴り合い、高め合う! いまや化石と化した漢達の熱き絆! “ナートゥ”の踊りでは『雨に唄えば』のジーン・ケリーとドナルド・オコーナーのあのタップシーンを思い出した!」とそのダンスをたたえ、「この”友情”は“WWW(草)”だろうか? インド映画は長いから“ZZZ(眠)”くなる?“NNN(否)”!! 『RRR』は最高に“TTT(涙)”する、“FFF(xxx)”な程に眩しい、“AAA 級”な空前娯楽大作だ! 現代人が失ってしまったそのストレートな熱量にヤられる!」と本作並にハイテンションな賛辞を寄せている。(編集部・入倉功一)
映画『RRR』は全国公開中