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「舞いあがれ!」横山裕、41歳で21歳から演じることに「申し訳なさしかない」

横山裕演じるヒロインの兄・岩倉悠人
横山裕演じるヒロインの兄・岩倉悠人 - (C)NHK

 NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~土、総合・午前8時ほか、土曜は1週間の振り返り)でヒロイン・舞(福原遥)の“問題児”な兄・岩倉悠人を演じる横山裕が、朝ドラ初出演の喜びとプレッシャーや、実年齢より20歳下の設定から演じていくことの心境を語った。

【画像】妹・舞と久々に再会した悠人

 横山演じる悠人は舞の3歳上の兄。優秀だがプライドが高く、幼少期から油の匂いと機械音がうるさい工場の町を嫌い、早く町から抜け出して大金を稼ぎたいという野心を持っていた。その一方、父・浩太(高橋克典)と母・めぐみ(永作博美)は体の弱い妹にかかりきりで、寂しい思いも。第4週「翼にかける青春」では、航空工学を学ぶ大学に入った舞が人力飛行サークルでの活動に明け暮れる一方、悠人は東大の4年生で就職活動中。両親に就職が内定したことを告げて安堵させるが、3年で辞めると宣言すると、口論に。舞は父に厳しい言葉を投げつける兄に複雑な思いを抱いていた。

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 横山にとって本作が朝ドラ初出演。「初出演、ありがたいです。まさか自分が出ると思っていませんでしたし、実感が湧きませんでしたが、他の番組の共演者さんからの反響が大きく、親戚のおじいちゃんおばあちゃんも喜んでくれてうれしかったです。関ジャニ∞のメンバーからも『すごいな、おめでとう』と言ってもらいました。勝手にご縁のないもんやと思ってたんで率直にうれしかったですね」とグループのメンバーからも祝福された喜びを明かす。しかし、その一方で事務所の後輩である松村北斗(SixTONES)も出演した『カムカムエヴリバディ』に魅了されたことから、朝ドラ出演にプレッシャーもあったという。

 「実は僕、『カムカムエヴリバディ』にダダハマりしてしまって(笑)。いや、すばらしかったです。それでプレッシャーを感じて、この現場に行くのがちょっと怖くなりましたもん。事務所の後輩ですけど、松村北斗くんに会うのも『稔さん』っていう感じでちょっと緊張しそうな気がするくらいです」

 朝ドラといえば、長いスパンの物語が展開されるために役者が実年齢より若い設定を演じるケースが多いが、横山も「41歳の僕が悠人を21歳から演じることには、ぶっちゃけると申し訳なさしかないです」と吐露しつつ、「不安でしたが過去作を見ていると皆さん役年齢に見えてくるから、自分もいけるかな…とおこがましいですけど思っています」と冷静に受け止めている。

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 横山いわく、悠人は「『岩倉家の問題児』と言われるほど、クセのあるお兄ちゃん」。自身も「問題児やな…と思いながらやっています」というが、「でも、一人暮らしを始めて母親からの電話に出ない悠人の気持ちはわかりますね。僕自身も、東京に出てきた時にオカンから電話がかかってきて出んかったこと、何回もありますもん。どうせ『元気?』とか言われんねやろな、テレビ見たらわかるやろと思ってました」と悠人に上京した頃の自身を重ねる。

 また、実生活では弟がいる横山は、悠人の妹・舞への感情について「親には飄々としていますが、舞の前では根っこの部分や優しさなど意外な一面も垣間見せます。やることなすこと自分と全くタイプが違う舞が、おもしろいんでしょうね。僕も弟がいて、弟でもすごくかわいいですから、妹ってやっぱりかわいいんだと思います」と考えを巡らせている。

 コメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)

Q1.『舞いあがれ!』に出演することが決まったときのお気持ちは?

 初出演、ありがたいです。まさか自分が出ると思っていませんでしたし、実感が湧きませんでしたが、他の番組の共演者さんからの反響が大きく、親戚のおじいちゃんおばあちゃんも喜んでくれてうれしかったです。関ジャニ∞のメンバーからも「すごいな、おめでとう」と言ってもらいました。勝手にご縁のないもんやと思ってたんで率直にうれしかったですね。実は僕、「カムカムエヴリバディ」にダダハマりしてしまって(笑)。いや、すばらしかったです。それでプレッシャーを感じて、この現場に行くのがちょっと怖くなりましたもん。事務所の後輩ですけど、松村北斗くんに会うのも「稔さん」っていう感じでちょっと緊張しそうな気がするくらいです。『舞いあがれ!』も楽しみですね。台本とは別に、半年間のドラマの流れをプロットで読ませていただいたんですけど、本当にワクワクしました。

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Q2.ご自身の役柄についての印象(ご自身との共通点・異なる点など)や、 演じるうえで楽しみにしていること、役のここに注目してほしいという点などを教えて下さい。

 41歳の僕が悠人を21歳から演じることには、ぶっちゃけると申し訳なさしかないです。不安でしたが過去作を見ていると皆さん役年齢に見えてくるから、自分もいけるかな…とおこがましいですけど思っています。悠人は「岩倉家の問題児」と言われるほど、クセのあるお兄ちゃん。僕も問題児やな...と思いながらやっています。でも、一人暮らしを始めて母親(めぐみ・永作博美さん)からの電話に出ない悠人の気持ちはわかりますね。僕自身も、東京に出てきた時にオカンから電話がかかってきて出んかったこと、何回もありますもん。どうせ「元気?」とか言われんねやろな、テレビ見たらわかるやろと思ってました。今は出たらいいやん! と思いますけど(笑)。しばらく会っていないせいで、気恥ずかしいんでしょうね。悠人は、なんでそんなこと言うの!?という内容も、悪気なく父親(浩太・高橋克典さん)に言うんですよ。いや、頭がいいから多少は悪気があるかもしれないですね。青年がお金持っていらんこと言ったり、第三者には言わないことを父には言う気持ちもわからんでもないですけど...言わんでいいのにと思います。地道にやっても、にっちもさっちも行かへんかった父を、反面教師にしているんでしょうね。それで勉強して、もっと合理的な近道を探しているのが悠人だと思います。親には飄々としていますが、舞(福原遥さん)の前では根っこの部分や優しさなど意外な一面も垣間見せます。やることなすこと自分と全くタイプが違う舞が、おもしろいんでしょうね。僕も弟がいて、弟でもすごくかわいいですから、妹ってやっぱりかわいいんだと思います。

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Q3.収録に参加されてみて、現場の印象はいかがですか?

 監督さんやヒロインの福原遥さんがすごく楽しい現場づくりをしているので、スッと入って行けました。永作博美さんと高橋克典さんも、あたたかく迎え入れてくれて。福原遥さんは純粋なあの感じが、もう舞ちゃんそのものです。彼女のことを悪く言う人はいないんじゃないですか。みんなが「いい子」「いい子すぎる!」って言いますもん。僕自身は斜に構えている部分があるので、悠人役にキャスティングされたんやと思います。いや、絶対そうです。なんかこいつ問題児やなと思われて(笑)。

Q4.放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。

 面白いドラマは、キャラクターが立っている作品が多いと思うんですけど、『舞いあがれ!』もそれぞれのキャラクターが魅力的。一癖も二癖もある人物ばかりです。青春を感じる純粋な気持ちや、甘酸っぱさ、切なさなどが描かれていて、多くの方に愛されるドラマになるんじゃないかなと思っています。舞がどう成長していくのか、そこに悠人がどう絡んで影響を与えていくのか、楽しみにしてください。皆さんに朝から楽しんでいただけるドラマになっていると思いますので、見ていただけると幸いです。

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