『ブラックパンサー』続編キャスト、撮影前にチャドウィック・ボーズマンさんのお墓を訪れていた
映画『ブラックパンサー』の続編『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(公開中)に出演したキャスト陣は、撮影前に故チャドウィック・ボーズマンさんのお墓参りを行っていたと、ナキア役のルピタ・ニョンゴがEbonyに明かした。
【写真】亡くなる半年前、元気な姿を見せていたチャドウィックさん
前作の主人公ティ・チャラ/ブラックパンサーを演じたチャドウィックさんは、大腸がんのため2020年にこの世を去った。マーベル・スタジオは亡き主演とキャラクターに敬意を払い、続編では代役を立てないことを発表。ルピタ曰く、キャスト陣も「彼のスピリットを日々思い起こし、それぞれが敬意を払う方法を見つけました」とチャドウィックさんの思いを胸に撮影に臨んだという。
そこでキャストが行ったのは、チャドウィックさんのお墓参りだった。「出演者として、撮影前に彼の墓を訪れました。彼に会ったことのない新キャストも一緒です。それが、この冒険を続けるための方法でした」とルピタは証言。他にも、メガホンを取ったライアン・クーグラー監督はチャドウィックさんの顔が描かれたネックレスを身につけるなど、それぞれが彼を身近に感じていたそうだ。
また、本作のラインプロデューサーはコールシート(香盤表)に主演を記載しないことを提案。クーグラー監督から「2番手から名前が入る」とを知らされたルピタは、思わず涙してしまったと明かしている。(編集部・倉本拓弥)