『すずめの戸締まり』最速上映に新海監督サプライズ登場!最新カットも
アニメーション映画『すずめの戸締まり』公開当日となる、11月11日の0時から全国6都市11劇場で実施された最速上映に、新海誠監督がサプライズで登場した。
本作は、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・すずめの解放と成長を描く冒険物語。「旅の青年」「白い猫」「小さな椅子」「扉の鍵」が、すずめの旅を読み解く4つのキーワードとなる。ヒロイン・岩戸鈴芽(いわとすずめ)の声を 原菜乃華、“閉じ師”の青年・宗像草太(むなかたそうた)を松村北斗(SixTONES)が務める。
ファンを大事にしていることで知られる新海監督が登場したのは、TOHOシネマズ日比谷・新宿の2劇場。最速上映に訪れた観客に向かって「みなさんこんばんは。今日は僕たちにとっても3年に1度のお祭りのような日です。皆さんもそのように思ってもらえているならうれしいです。今日は僕が一人でここに立たせていただいていますが、僕の後ろにはこの映画に心血を注いでくれた何百人のスタッフや、音楽のRADWIMPSと陣内一真さん、声を入れてくれた菜乃華さんや北斗くんたちキャストの方々がいます。彼らの技を存分に楽しんでください。『ほしのこえ』という作品から20年が経ちましたが、当時は『すずめの戸締まり』のような作品を作るとは思っていませんでした。こういう作品を作るようになったのは、『君の名は。』『天気の子』で沢山の観客に巡り合ったことがきっかけだと思います。なので、僕一人で作った作品というよりは、皆さんが導いてくれた作品だと思います。どうぞ楽しんでください」と感謝の気持ちを述べた。
あわせて、最新の場面写真9点も公開された。開いてしまった扉を前に驚きの表情を見せるすずめと草太、実家の民宿を手伝う浴衣姿の千果、スナックでお客さんとデュエットするルミ、突如旅に出てしまったすずめを迎えに来る環など、すずめが旅を通して出会う人々の様子を垣間見ることができる。(今井優)