『ブラックパンサー』続編、最大の挑戦はネイモア登場 タロカンは4つのタンクで水中撮影
マーベル映画『ブラックパンサー』の続編『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(公開中)より、ワカンダの新たな脅威となる海底国の王ネイモアにフォーカスした特別映像が公開された。
【動画】タロカンの王ネイモアとは?『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』特別映像
ブラックパンサーとして世界を救った若き国王ティ・チャラを失ったワカンダと、残された人々の悲しみと再起を描く本作。ネイモアは、海の帝国タロカンを治める誇り高き王で、とある出来事をきっかけに、海底世界から国王不在のワカンダに迫る。
マーベル・コミックでは海底王国アトランティスを統治するネイモアは、原作最古参のキャラクターとしても知られている。タロカンの世界観は、原作におけるアトランティスを映画のために再創造され、「もしもリアルな社会が、他の人種や文化と隔絶した海底で長い年月をかけて変化し、進化することを余儀なくされたとしたら、きっとこうなっているのではないか?」という発想をもとに創作された。
プロデューサーのネイト・ムーア曰く、続編製作における最大のチャレンジは「ネイモアを出すと決めたことだった」とのこと。ネイモアが暮らすタロカンは、可能な限り実際に水中で撮影する方法を考え、撮影地の米・アトランタに4つのタンクを建設。キャストは水中に長時間潜り、カメラを顔に向けながら演じ切った。
ネイモアを演じたテノッチ・ウエルタは、彼を「こよなく民を愛する王」と表現。タロカンの描かれ方については、「メキシコ古代文明の遺産を受け継ぐ僕の琴線に触れた。僕の先祖が築いた文明に誇りと敬意を持つことができたんだ」とメキシコで生まれ育ったテノッチも共感できる完成度だったと絶賛している。(編集部・倉本拓弥)