ハリウッドの超大物を動かした「ウィロー」誕生秘話P語る
ジョージ・ルーカスが原案と製作総指揮を手掛け、冒険ファンタジーの原点となった大ヒット映画『ウィロー』の続編となるオリジナルシリーズ「ウィロー」(ディズニープラスにて11月30日独占配信)の誕生秘話を、本作のプロデューサーであるジョン・カスダンが語った。
本作が動き始めたのは、ジョンが脚本を手掛けた『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の撮影中だったという。撮影現場で、同作に出演していたワーウィック・デイヴィスに、ルーカスフィルムの社長キャスリーン・ケネディを説得して続編を作りたいと思っていることを伝え、さらに同作の監督ロン・ハワードもこのアイデアに興奮したそう。「ワーウィックとロンが一緒になってキャスリーンを説得してくれて、最終的に彼女はこの企画を誰よりも応援してくれる人になってくれたよ」といきさつを明かした。
ワーウィックは、これまで『スター・ウォーズ』シリーズに計8作品出演している常連俳優。『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』での戦闘種族イウォークのウィケット役や、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』でのアナキンの奴隷仲間の少年ウォルド役など、107センチの身長を生かしさまざまな役を務めてきた、ルーカスフィルムにとってなくてはならない存在だ。そんな彼を味方につけたことにより、本作の製作が実現した。
ジョンは「ワーウィックはこのプロジェクトが始動した日から実現のためにとても尽力してくれた。彼自身、ウィローというキャラクターに戻れることに興奮していたんだ。計画段階から、セットに入る日、そしてセットに入ってからも、たくさん力を貸してくれて助けられたよ」とワーウィックへの感謝の気持ちを語った。
『ウィロー』(1988)は、世界を救う運命にある人間の子供を拾った小人族の主人公ウィローが、悪の女王を倒すため冒険を繰り広げるファンタジーアドベンチャー。その20年後が舞台となる本作は、邪悪な気配を纏う新たな脅威が動き出し、再び王国に危機が迫る中、ウィローと若き冒険者たちの新たな旅が始まる。ウィロー役のワーウィックと、ソーシャ役のジョアンヌ・ウォーリーが続投する。新キャストにはルビー・クルス、エリン・ケリーマン、トニー・レヴォロリ、エリー・バンバー、デンプシー・ブリク、アマール・チャーダ・パテルらが加わる。なお、クリスチャン・スレーターが、ヴァル・キルマーが演じたマッドマーティガンの友人役で出演するほか、ワーウィックの実の娘アナベルが劇中でも娘役で登場する。(今井優)
「ウィロー」は11月30日よりディズニープラスにて独占配信